開発者向けにリリースされたiOS15とiPadOS15のベータ5の変更点について、米メディアMacRumorsと9to5Macがまとめているのでご紹介します。iOS15の正式版は今秋の公開が予定されています。
iOS15/iPadOS15ベータ5、Safariのデザインに微調整
現地時間8月10日、開発者向けにリリースされたiOS15とiPadOS15のベータ5における、主な変更点は以下のとおりです。
iOS15で大幅にデザインが変わるSafariは、ベータ5でも細かい変更が続けられています。
- Safariの再読み込み(リロード)ボタン:ベータ4までは、フルページ表示になってアドレスバーが縮小しても、通常のアドレスバーよりも小さく再読み込みボタンが表示されていました。ベータ5では、フルページ表示(左)で再読み込みボタンが表示されなくなっています。
- iPadOS15のSafariでは、開いているタブが他のタブよりも濃いグレーで表示され、見分けやすくなっています。
iPadOSのホーム画面で大きなアイコンが利用可能に
- iPadOSのホーム画面で「大きなアイコンを使う」オプションが追加されています。
オンにすると、アプリのアイコンが大きく表示され、タップしやすくなります。
カメラ、サウンド認識、天気のアイコン変更
- iOS15ベータ4ではロック画面の「カメラ」アイコンが、シャッターボタンのないデザインに変更されていましたが、ベータ5ではコントロールセンターの「カメラ」アイコンも同様のデザインに変更されています。
- コントロールセンターの「サウンド認識」アイコンが、音の波形を枠で囲ったデザインから、波形に虫眼鏡を当てたデザインに変更されています。
- 「天気」アプリのアイコンに使われている青が、ベータ5ではやや濃い色に変更されています。
左が従来のアイコン、右が新しいアイコンです。
電源オフでも探せる機能を一時的に無効化可能に
- iOS15では、iPhoneの電源をオフにしても「探す」アプリから位置を検索可能ですが、ベータ5では電源をオフにする際に表示されるポップアップで、「探す機能を一時的にオフにする」が選択可能になっています。
なお、この機能が利用できるのは、超広帯域無線(UWB)通信に対応するiPhone11シリーズ、iPhone12シリーズの各モデルです。
画面ロック中のバックグラウンドサウンドを停止可能に
- 新機能を説明するスプラッシュスクリーンのデザインが「写真」「リマインダ」「ホーム」「マップ」などのアプリで変更されています。
- 不要な雑音をマスクし、集中力アップやリラックスに効果のあるノイズを再生する「バックグラウンドサウンド」の再生を、画面ロック時に停止することができます。「設定」アプリのアクセシビリティ>オーディオ/ビジュアル>バックグラウンドサウンドから設定できます。
- TestFlightバージョンのアプリがインストールされている場合、App Storeに案内が表示されます。
- 「リマインダ」アプリでは、iOS15で進化したスマートリストの使い方の紹介画面が表示されます。
- 自分の死後、アカウントと個人情報にアクセスできる人物を指定できる「デジタル遺産プログラム」はベータ5で一時的に無効になっています。Appleは、今後のベータで再度有効化すると説明しています。
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— Maksim Petriv (@talkaboutdesign) August 10, 2021
Source:MacRumors, 9to5Mac
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-389079/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania