米コーネル大学とAppleが行った共同研究で、AirPodsを使って装着者の呼吸数が推定できるとの結果が得られたことが明らかになりました。
AirPods搭載のマイクで呼吸状態を測定
この研究は、21人の健康な成人において「運動前」「運動中」「運動後」における装着者の呼吸に伴う音声をAirPodsや他のマイク内蔵イヤホン・ヘッドホンにて収集する方法で行われました。
研究では、マイクで収集した音声から呼気と吸気を数え、それをもとにして呼吸数が算出されました。
呼気と吸気に伴う音声は、ニューラルネットワークを用いて雑音の除去を行うなどの明瞭化作業が行われました。最終的に、音声をもとにした呼吸数の算出が有効であることが確認されました。
なお、この研究における音声データの収集は屋内外にて行われ、マルチタスク学習によって周囲の雑音が大きい状態と小さい状態を識別できるようにした点が興味深いとMyHealthyAppleは記しています。
将来のAirPodsで複数のヘルスケア機能が実現か
この研究にもとづく呼吸数測定機能がAirPodsに搭載されれば、ユーザーの健康状態の把握に活用できると期待されます。。
Appleは、AirPodsを使った耳式体温計機能の実現や、センサー情報を統合したヘルスケアデータの提供を可能にする特許を取得しています。
Source:MyHealthyApple via iMore
Photo:Appledsign/Facebook
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania