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脳波を測定できるイヤホン! CyberneXと横河電機がニューロテックを共同研究へ

脳波を取得・分析するサービスを提供する株式会社CyberneX(サイバネックス)は、横河電機株式会社から資金調達を実施。CyberneXは、ニューロテック領域における研究開発の連携を強化し、脳情報の有効活用を促すプラットフォームの構築およびアプリケーションの開発を開始すると発表しました。

脳波計測機能付きイヤホン型デバイス

そもそもCyberneX(サイバネックス)という社名は、Cybernetics(人工頭脳学)と未知なるX(ギリシャ語 Xei に由来)を組み合わせた造語。同社は、脳情報を活用することで人・デジタル・自然が一体となる新しい世界を紡ぐ役割となることを目指しています。

そんな同社は世界最小・最軽量という「Ear Brain Interface」を開発。これは、脳波を含む多様な神経活動を、耳周辺部の生体電位として計測可能な技術を活用しているプロダクトです。自然な見た目で軽量であることから、今後日常生活におけるBMI/BCIへの用途展開が期待できる新たなコミュニケーション技術であるとのこと。

同技術は、今後注目されるであろう「耳」に特化したデジタルコミュニケーションの領域で、活用価値の高い多様な情報をセンシング可能としています。さらに、この脳波計測機能付きイヤホン型デバイスは、付け外しが容易で軽量かつ小型であるため、耳に装着するだけの簡便なユーザビリティを備えたウェアラブルデバイスとして利用可能。

具体的な活用場面として、従来は医療機関などの専門施設でしか測定できなかった脳波測定が、「Ear Brain Interface」により容易に実現することが可能に。また、集中力やリラックス、眠気や疲労度、ストレスといった人間の心身の状態を、日常生活の場面や働いている環境でシームレスに測定・可視化も実現します。

横河電機とシナジーを生み出す

CyberneXによると、今回の横河電機からの増資による主な資金使途は、「脳情報活用技術プラットフォームの構築」「イヤホン型デバイスを活用したソリューションの研究開発」「次世代超小型BCIの研究開発」の3つ。

同社は、プロセスオートメーション分野のリーディングカンパニーである横河電機とシナジーを共同で開発をすすめることで、プラットフォーム開発や顧客価値検証を進めていきたい考えのようです。また、その成果を健康などのウェルネス分野を中心に、教育・マーケティング・エンターテインメント等の他分野に応用するなど、脳情報活用技術の社会実装を加速させていくことを目指します。

PR TIMES
CyberneX

(文・Takeuchi)

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