横浜市に本部を置く学校法人の岩崎学園は9月29日、情報科学専門学校の学生が障がいのある方向けのコミュニケーション支援アプリを開発したと発表しました。
コミュニケーションカードを表示
情報科学専門学校のシステム開発ゼミに所属する学生たちは、障がいのある方のコミュニケーションを支援する「コミュニケーションカード」を表示するアプリを開発し、App Store等での無料配布を行っています。
なお、アプリ開発は横浜市内の障がい福祉関係団体等と連携して行われました。
岩崎学園によると、コミュニケーションカードには「はい」「いいえ」「お水をください」「レジ袋はいりません」等の内容が文字と絵で示されており、自閉症や聴覚障がい等により口頭でのコミュニケーションが難しい場合に利用されています。
学生たちが制作したアプリでは、コミュニケーションカードの内容をiPadやiPhoneの画面に表示できるため、ユーザーはスマホを持ち歩くだけでカードを使ったコミュニケーションが可能になります。
また頻繁に使うカードを「お気に入り」に登録することが可能です。
なお、アプリはオフライン環境下で利用可能なため、災害発生時にも役立つことが期待されます。
アプリの開発は2019年4月から行われており、今後は英語等の多言語への対応や、オリジナルカード作成機能の追加などが検討されています。
※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
Source:情報科学専門学校 / App Store
(seng)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-408489/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania