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Apple初となるSiri搭載の「iPhone4s」の発表から、10月4日で10周年

Apple Special Event 2011
 
AppleのSiriを搭載した「iPhone4s」が発表されてから、現地時間2021年10月4日(日本時間では10月5日)に、10周年を迎えました。

Siriが搭載されたiPhone4sの発表から10周年

当時マーケティングのチーフを務めていたフィル・シラー氏は、インフィニット・ループ(旧Apple本社)で行われた小規模な記者会見で、何十年もの間、技術者たちは「テクノロジーに話しかけると、それが私たちの為に何かをしてくれる」という夢を私たちに見せてきましたと語りました。
 
その後、シラー氏は前iOS担当上級副社長スコット・フォーストール氏をステージに招き、Siriのデモを行いました。
 
天気予報の確認、アラームの設定、Web検索などSiriの基本的な操作を実演し、スマートフォン初のシステムレベルの音声アシスタントとなったSiriに、会場から大きな拍手が送られました。しかし、それから10年が経ち、SiriはGoogleアシスタントやAmazonのAlexaといった競合他社に遅れをとっているというのが、一般的な意見です。

Googleアシスタントなどに遅れをとる

米メディアThe Vergeのジェイムズ・ヴィンセン氏は、次のようにSiriの欠点について述べています。
 

Siriを使っている人なら誰でも、簡単な命令を実行できなかったり、明確な指示を聞き間違えたりして、Appleのアシスタントの賢さではなく愚かさに驚いた経験があるでしょう。
 
音声インターフェースはたしかに普及していますが、Appleは最初に市場に参入したにも関わらず、もはやリードする立場にありません。モバイルではGoogleアシスタントに劣っており、家庭ではAmazonのAlexaに圧倒されています。

 
2018年、一部の元Apple従業員が、SiriがGoogleアシスタントやAlexaに対して遅れをとっていることについて省察しました。これに対してAppleは、Siriのパフォーマンス、スケーラビリティ、信頼性を大幅に向上させたとし、Siriの品質を継続的に向上させるため、機械学習と人工知能(AI)に投資し続けていると述べていました。
 
発表の翌日には、Appleの共同創業者のスティーブ・ジョブズ氏が逝去したこともあり、イベントは全体的に厳粛な雰囲気に包まれていたと米メディアMacRumorsは報じています。
 

 
 
Source:The Verge via MacRumors
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