AnandTechが、A15 BionicとA14 Bionic、それぞれの高性能コアと高効率コアの動作周波数を計測し報告しました。
2つの高性能コアの動作周波数
AnandTechの計測では、A15 Bionicの高性能コアの動作周波数は3,240MHzと、A14 Bionicの2,998MHzから8%向上しました。
また、2つの高性能コアが同時に動作している時の周波数は、A14 Bionicの2,890MHzに対してA15 Bionicは3,180MHzと、10%向上しています。
4つの高効率コアの動作周波数
4つの高効率コアについては、A14 Bionicでは動作周波数が1,823MHzだったのがA15 Bionicでは2,016MHzへと10.5%向上しています。
A15 BionicはTSMCのN5Pノードで、A14 BionicはTSMCのN5ノードで製造されています。
AnandTechは、TSMCのN5PノードはN5と比べて動作周波数が5%向上すると発表されていたことから考えると、A15 Bionicでそれ以上の動作周波数向上が認められた分は消費電力が増えている可能性があると指摘しています。
L2キャッシュが50%増加
AnadnTechは、A15 Bionicの高性能コアのL2キャッシュが、8MBから12MBへと50%増加したと報告しています。
12MBのL2キャッシュは高性能コアにしか対応しませんが、容量はM1チップと同じです。
これは、Snapdragon 888のような他のチップのL3キャッシュとL2キャッシュの組み合わせ(4+1+3×0.5=6.5MB)と比較して非常に大きいと、同メディアは記しています。
Source:AnandTech
(FT729)
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