Deff(ディーフ)から発売された、放熱効果を持つiPhone13 Pro用ケース「CRYTONE Cool」を使用し、放熱効果をチェックした結果も含めてレビューします。記事では、レビュー用に提供いただいたサンプルを使用しています。
放熱素材を組み合わせた耐衝撃ケース
Deffから発売された「CRYTONE Cool」は、ケース内に熱伝導性の高いマイクロファイバー、吸熱・拡散効果の高いグラファイトシート、熱を拡散するPTFE合成材シートを組み合わせることで、高い放熱効果を実現したiPhone13 Pro用のケースです。
バッテリーの劣化を早める温度上昇を抑制することで、iPhoneのバッテリー寿命を長くすることにつながります。
放熱効果に加えて、米国防総省のMIL規格(MIL-STD-810H)に準拠した耐衝撃性能も持っています。
「CRYTONE Cool」に用意されている、ブルーバイオレット、ブラック、ホワイトの3色のうち、ブルーバイオレットをiPhone13 Pro(ゴールド)に組み合わせて使用してみました。
熱伝導性・放熱性を高める素材を組み合わせる
パッケージには、最大8度の放熱効果と耐衝撃性を備えたケースであることがアピールされています。
パッケージ裏面には、高負荷動作を1時間実施した後の測定で、表面温度が4〜8度下がる放熱効果が確認されたことや、使用されている素材について説明があります。
「CRYTONE Cool」の表面は、やや硬質なサラサラした手触りで、ジーンズの尻ポケットから出し入れしても引っ掛かりを感じません。
iPhoneに接するケース内側には、熱伝導性の高い超短毛マイクロファイバーシートが入っています。柔らかい素材で、iPhoneを保護する効果もあります。
ケースの重量は32グラムでした。
画面もカメラもしっかり保護
iPhone13 Proの装着は、ケースにiPhoneを押し込むだけでカチッと固定できます。
画面周囲は縁が高くなっており、Deffの高強度ガラスフィルムを装着した状態でも、画面を下にして机に置いても画面が机に触れません。
背面カメラの周囲も縁が高くなっており、iPhoneの背面を下にして置いてもカメラレンズが机にあたらないようになっています。
側面の音量ボタンやサイドボタンはしっかりとした操作感があり、押しやすいです。サウンドオン/オフスイッチはやや奥まった位置になるため、筆者は小指の爪で操作しました。
底面のLightningポートの穴は大きめに空いており、大きめのLightningコネクタがついたケーブルもケースに干渉せずに使えました。
画面に向かって左下にはストラップホールもあります。
ケースをつけた状態でも、MagSafeを含むワイヤレス充電は可能です。ただし、MagSafeの磁力は弱くなるので、iPhoneを固定する目的には不向きです。
動画撮影時の放熱効果をチェックしてみた
「CRYTONE Cool」のWebページやパッケージには、国際第三者試験機関SENNORによる試験結果が掲載されていますが、筆者はiPhone13 Proでの動画撮影時の温度上昇が気になっていたので、動画撮影後の温度変化を比較してみました。
三脚に固定したiPhone13 Proで、4K・60fpsのHDR動画を10分間撮影した後にケースを外し、本体表側(画面中心部)と裏側(Appleロゴ部分)の表面温度を測定しています。測定と測定の間には冷却のため、iPhoneを約30分間放置しています。
10分間の動作後での測定のため変化は小さいですが、iPhone13 Pro背面の表面温度は1.1度下がっており、「CRYTONE Cool」による放熱効果が確認できました。
ケースなし | ケースあり | 温度差 | |
---|---|---|---|
表側 | 32.7 | 31.9 | -0.8 |
裏側 | 37.0 | 35.9 | -1.1 |
販売価格は3,480円、カラバリは3色
「CRYTONE Cool」は、iPhone13 Proに対応して、記事でご紹介したブルーバイオレットのほか、ブラック、ホワイトの計3色が用意されています。
Deffダイレクトストアでの販売価格(税込)は3,480円です。
Deffダイレクトストアのほか「ディーフAmazon店」や、「ディーフ楽天市場店」でも購入できます。
写真や動画の撮影、ゲーム、ナビゲーションなど、iPhone13シリーズに高い負荷をかけることが多い方は、「CRYTONE Cool」をチェックしてみてはいかがでしょうか。
参照:Deff
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-409858/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania