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コミュニケーションロボット「BOCCO emo」、センサ機能で部屋の明るさと騒音を可視化!

新しい物件を探しているとき、短い内見時間では住みやすいか否かの判断が難しいのが、明るさと騒音。時間帯を変えながら複数回内見するという方法もありますが、時間と手間を要します。

そんな住む前に知りたい住み心地を見える化すべく、ユカイ工学株式会社(以下、ユカイ工学)と株式会社FLIE(以下、FLIE)が、2021年11月より共同検証を開始します。

ユカイ工学のコミュニケーションロボット「BOCCO emo(ボッコ エモ)」を、FLIE社が運営する不動産直販サイト「FLIE(フリエ)」の物件内に設置。部屋の明るさと騒音を24時間計測し、「FLIE」の物件情報ページに掲示するというものです。

物件購入後の後悔を事前に解決

FLIEが2021年09月28日~10月05日の期間、346名に対して実施したインターネット調査によると、住宅を購入した経験のある人で、照度や騒音について後悔していると答えた割合は「日当たり・照度=15.6%、近隣の騒音=13.5%」。住宅は、一生のうちでもそう多くない高額な買い物であることを考えると、決して無視できない数字でしょう。

一日の中でも、時間帯によって大きく変化するのが日当たり。北向き・南向きといった物件サイトに記載されている方角だけでは、実際にどの時間帯に日が入るのか判断がつかないものです。本検証では、部屋に設置した「BOCCO emo」のセンサ機能により、一日の部屋の明るさを24時間計測します。
また、内見では判断が難しい騒音についても同様に、「BOCCO emo」のセンサ機能を活用して、車や電車などの交通音、道路を通る人々の声、近隣の生活音などを、24時間計測。計測した明るさと騒音のデータは、時間帯ごとに5段階のアイコンで表示され、「BOCCO emo」からの可愛らしいコメントとともに、物件情報ページに掲示されます。

無人内見の実現に向けて

さらに今後は、「温度」「湿度」といった物件購入予定者が気になる項目の計測・掲示を追加することを検討しているほか、「BOCCO emo」のインターフェイスを活用し、チャットボットと連携した自動応答や、オペレーターによる遠隔での内見サポートなどを提供する予定とのこと。
Techableでも過去に紹介している「BOCCO emo」。その愛くるしい見た目からは、想像がつかないほど多機能です。今後、物件を案内する一メンバーとして、活躍する日もそう遠くないかもしれません。

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(文・Saki Amano)

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