産経新聞は10月8日、他人のクレジットカード情報を悪用してスマートフォンを不正に購入し、転売していたグループのメンバーが警視庁に逮捕されたと報じました。
他人のクレジットカードでスマホを購入
産経新聞によると、埼玉県の自営業の原容疑者(39歳)と、東京都の派遣社員の松坂容疑者(34歳)は、他人のクレジットカード情報を不正に使用してスマートフォンを購入し、その後転売していたとして窃盗等の容疑で逮捕されました。
TBSによると、原容疑者がインターネットでスマホを注文し、別の荷受け担当者を経由して、最終的には松坂容疑者がスマホを受け取り、買取ショップ等で転売していました。
原容疑者と松坂容疑者が所属していた転売グループによる被害額は2億円を超えています。なお、2人への報酬は1カ月あたり約40万円だった模様です。
また産経新聞は、2021年4月に逮捕されたデイトレーダーの松岡容疑者が転売グループの指示役だと報じており、警視庁サイバー犯罪対策課がクレジットカード情報の入手経路等を調査しています。
フィッシング詐欺が多発
ドコモからの連絡を装ったフィッシング詐欺により約1億円の被害が発生する等、スマートフォンに関連したフィッシング詐欺が多発しています。
2020年度には、フィッシング詐欺サイトが前年比1.3倍に増加したとの報告もあり、通信キャリアを装ったフィッシングSMSやメールも多数確認されています。
フィッシングメール等では、クレジットカード番号の入力を促すケースも多く、今回の転売事件で悪用されたクレジットカード情報も、フィッシング行為等により不正に入手されていた可能性がありそうです。
Source:産経新聞, TBS
Photo:picturexv / Flickr
(seng)
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