Apple Watchに代表されるスマートウォッチはサイズ制約が大きいため、大容量のバッテリーを搭載できません。このため、バッテリーの持ち時間が短いのが悩みの種でした。
Samsungが出願したスマートウォッチに関する特許では、バンド部に太陽電池を搭載するというアイデアが書かれており、実現すれば駆動時間延長につながるかもしれません。
バンド部に太陽電池を搭載
米国特許商標庁(USPTO)で公開された内容によると、この特許のアイデアではスマートウォッチのバンド部に太陽電池を搭載するとのことです。
太陽電池の上には量子ドットを含んだポリマーが使用され、光の経路を変えるとされています。
Samsungはこのデザインが非常に効率的だとしています。
初の太陽電池搭載スマートウォッチではない
スマートウォッチに太陽電池を搭載するというアイデアは、これが初めてのものではありません。
たとえば、Garminはfenix 6X Pro Solarなど多数のスマートウォッチに太陽電池を搭載しています。
また、カシオもG-SQUAD GBD-H1000シリーズで「ソーラーアシスト充電」機能を搭載し、時刻確認や歩数計測、通知機能程度であればソーラー充電のみで動作するとしています。
しかしながら、いずれも太陽電池は文字盤に搭載されており、Samsungのアイデアはバンド部に搭載するという点が新しいのでしょう。
文字盤上に置かれた太陽電池に光を透過させる必要が無いため、文字盤設計の自由度が犠牲にならずにすみそうです。
ただし、Samsungがこの特許の内容を使ったGalaxy Watchシリーズを開発するという情報はまだありません。
Source: USPTO via LetsGoDigital, Android Authority
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-410851/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania