Apple Musicでは、今秋リリースのiOS 15から、立体的な聴覚体験ができる「空間オーディオ」の提供が始まり話題となっています。ところが、空間オーディオ対応のコンテンツはまだまだ数が少ないのも事実。
そんな状況を覆す新しいアプリが、Kalkul Inc.(カルクル)よりリリースされました。
空間オーディオとは?
iOS・iPadOSは、頭の向きに応じて音の定位を変化させる「ヘッドトラッキング」機能にも対応。例えば、デバイスを正面にして頭を左に向けると、本体に近い右寄りから音が聴こえてきます。
Spotifyでも空間オーディオを楽しもう
さらに、車の音や会話などの他の音をよりはっきりと聞き取れる「OPEN」モードや、ライブコンサートのような臨場感を味わえる「STAGE」モードなど、計3種類のサウンド設定を搭載。
面白いのは、Spotifyと他のオリジナル空間オーディオコンテンツをミックスして、自分だけのオーディオクラウドを作れる機能。ベータユーザーの一人は、雨の環境音とジャズの音源を立体的に混ぜて聴いているのだとか。
空間オーディオのコンテンツをディスクに見たてることで、カタログから好きなディスクを選んで自分だけの音楽をミックスできる「モジュラー方式」をコンセプトとしている同アプリ。現在リリースされているカタログでは、東京をテーマにしたオリジナルの空間サウンドスケープを収録。今後新たなコンテンツをリリース予定とのことです。
「KALKUL AURA」は、Apple App Storeにて無料でダウンロードできます。
(文・九条ハル)
- Original:https://techable.jp/archives/164193
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:九条ハル