モジュラーな5GスマートフォンFairphone 4のレビューが、米メディアThe Vergeにより公開されました。前モデルと異なりスマホ業界のトレンドに追いついていると評価しつつも、あくまで「修理のしやすさ」「環境と労働者への配慮」「長期保証」が目玉で、パフォーマンス重視のデバイスではない、と結論づけています。
Fairphone 4の予約注文が開始
Fairphoneは、紛争鉱物の使用を極力避け、修理のしやすさを念頭に置いたスマートフォン作りで知られるオランダ・アムステルダム拠点の企業です。
Fairphoneは、最新機種Fairphone 4の予約注文を開始しましたが、The Vergeがデバイスの先行レビューを行いました。
文字通り“フェア”さが売りのスマートフォン
Fairphone 4には、フェアトレード認証のゴールド、倫理的に調達されたアルミニウムやタングステン、リサイクルされたスズ、レアアース、プラスチックなどが使用されています。
また、Fairphoneは販売ごとにスマホ1台またはそれと同量のE-Wasteをリサイクルしているため、E-Wasteニュートラルでもあります。
Fairphoneは、デバイス分解で知られるiFixitの評価で10点満点中10点を獲得した2台のスマホの両方をリリースしており、Fairphone 4も同等の点数がつけられると推測されます。
トレンドには追いついたが…
Fairphone 4は、前モデルのような半ば時代遅れの設定から飛躍し、現在のスマホ業界のトレンドに追いついている、とThe Vergeは評していますが、これはスマートフォン自体の進化が鈍くなっていることに起因している、とも同メディアは述べています。
しかしながら、カメラ品質はとても良いは言えず、パフォーマンスもタスクを何とかこなせる程度であり、滑らかとは言えない、とThe Vergeは辛口の評価です。
販売価格は、6GB/128GBのベースモデルが579ユーロ(約7万5,700円)ですが、機能面だけを見ると、200ユーロ(約2万6,000円)ほどのデバイスと同等であるとのことです。
Source:The Verge
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-410984/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania