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AMDがRyzenプロセッサーとWindows 11による性能低下に関する情報公開、修正プログラムを10月中公開へ

米AMDは自社製プロセッサ「Ryzen」を搭載したパソコンに「Windows 11」をインストールすると、アプリケーションなどの性能が低下する可能性があると発表。米マイクロソフトと協力し、問題を修正すると発表しました。

AMDのサポートページによれば、現在確認されている問題は2点。1つはプロセッサに搭載されたL3キャッシュのレイテンシが増大するというもので、これによりアプリケーションによっては3〜5%の性能低下があるとしています。また、特にゲームなどで影響が顕著になるとのこと。

これに関する修正プログラムはWindowsアップデートとして、10月中に配布予定です。

もう1つは、プロセッサの最速コアへとスレッドを優先的に割り当てる機能が、うまく動作しない問題です。これにより、1〜数コアのCPUを利用するアプリケーションが影響を受ける可能性があります。また8コアかつTDP 65W以上のプロセッサにて、影響が顕著です。

この問題はソフトウェアアップデートとして、同じく10月中に公開予定となっています。

Windows 11のパフォーマンスに関する問題としては、仮想化を利用したセキュリティ技術「VBS(Virtualization-based Security)」により、ゲームのパフォーマ寸が低下する問題が報告されています。やはりリリースされたばかりのOSということで、いくつかの問題の発生は仕方ないのかもしれません。

(Source:AMD。Via Ars TechnicaEngadget日本版より転載)

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