京セラは10月12日、「わかりやすい字幕表示システム」を発表しました。このわかりやすい名称のシステムは、マスクの着用やアクリル板を挟んでの会話の聞き取りづらさを解消する為のものです。
仕組みとしては、話した内容をリアルタイムに認識し、透明なアクリル板などに字幕として表示します。文字を左右反転させた反転文字が同時にアクリル板に表示されるので、伝える側で音声が正しく変換されているかも確認できます。また、この反転文字は相手側には見えない仕組みとなっているそうです。
システムはスマートフォンとプロジェクタで構成されているので既存のアクリル板やビニールシートを活用できる導入の容易さも特徴の1つです。
「わかりやすい字幕表示システム」は10月19日(火)から開催される「CEATEC 2021 ONLINE」の京セラブースに参考出展予定です。また、IoT などを活用したオープンイノベーションを推進する「I・TOP 横浜」の取り組みの一環として、今後、横浜市中区役所にて実証実験も予定しています。
(Source:京セラ。Engadget日本版より転載)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/10/13/kyocera-news/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Engadget Japanese