米国サンフランシスコに本社を置くNotion Labs Inc.は、ユビキタスなワークスペースを実現する「Notion」を提供中。現在のユーザーの約80%が米国外で、フランス、ドイツをはじめとする欧州全域や韓国などでグローバルにローカライゼーションを推進しています。そんな「Notion」の日本語β版がリリースされました。
ユーザーに合わせるソフトウェア
「Notion」は、メモ・ドキュメント・プロジェクト管理・wikiをカスタマイズ可能な形で組み合わせられるワークスペース。チームのワークフローに最適な形を選択し、すべての情報や知識を集約することで、企業がより協力的で透明性の高い組織となる手助けができるといいます。
今回リリースされたβ版で日本語化される機能は、ホームページ、ブラウザ利用、ヘルプページ・ガイド・テンプレート、カスタマーサポート。また、今後数週間のうちに、デスクトップアプリおよびモバイルアプリの日本語化も実施される見込みです。
日本語β版リリースの背景
冒頭で記した通りグローバル展開する「Notion」は、日本においても、2020年にゼネラルマネージャーとして西勝清氏を迎え、日本のユーザーサポートを行ってきました。結果、日本のデイリーアクティブユーザー数は、2021年8月に前年同月比で約4倍に伸長。現在、6つの地域コミュニティに1,200名以上が参加しています。
同社は、日本をエンタープライズ向けの需要が高い重要な市場と捉えているようです。また、同社の共同経営者であるアイバン氏とサイモン氏は、「Notion」の開発途中に京都に移り住み、職人の細部へのこだわりや日本のホスピタリティーに感銘を受けたといいます。そのため、「Notion」の製品・サービスには京都から受けたインスピレーションが多く生かされているとか。こういった背景から、このたびの日本語β版リリースが実現したということです。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/164402
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口