Appleで環境・政策・社会イニシアティブ担当副社長を務めるリサ・ジャクソン氏が、イギリスの動物行動学者ジェーン・グドール氏のポッドキャストに出演し、Appleはカーボンオフセットを購入しているものの、使用している電力の約8割は“本物”の再生可能エネルギーである、と明かしました。
Appleは企業運営で100%カーボンニュートラルを達成済み
Appleは、グローバルな企業運営においてすでに100%カーボンニュートラルを達成していますが、2030年までにサプライチェーンでもカーボンニュートラルの達成を約束しています。
Appleのジャクソン氏は、チンパンジーの研究で知られるグドール氏のポッドキャスト「The Jane Goodall Hopecast」に出演し、Appleの環境政策について語りました。
Appleはカーボンニュートラルな企業です。昨年、このマイルストーンを達成したことをうれしく思います。
多くの企業が「カーボンニュートラル」と言いながら、オフセットを購入していることがあります。それが有効な企業もあるでしょう。しかし私は、企業規模が大きくなればなるほど、カーボンニュートラルが実際にクリーンなエネルギーに基づいていることに責任を持つべきだと考えています。
私たちが使っているエネルギーの約80%はクリーンエネルギーです。つまり、必要なエネルギーのほとんどは、世界中のグリッド上に建設しなければなりませんでした。つまり、クリーンエネルギーの約80%は、Appleが投資しなければならなかった新しいクリーンエネルギープロジェクトなのです。
カーボンオフセットとは、人間の経済活動や生活などを通して「ある場所」で排出された二酸化炭素などの温室効果ガスを、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業(排出権購入)による削減活動によって「他の場所」で直接的、間接的に吸収しようとする考え方や活動のことです。
ジャクソン氏によれば、Appleの企業運営におけるカーボンニュートラルの20%はカーボンオフセットの購入により補填されているものの、残りはすべて“本物”の再生可能エネルギーであるとのことです。
Source:The Jane Goodall Hopecast via 9to5Mac
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania