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次期HomePodで形勢逆転狙う?ソフトウェア部門に新リーダーを雇用

Apple HomePod
 
Appleが、HomePodのソフトウェア部門に新たなリーダーを雇い入れたとBloombergが報じています。2023年には、HomePodとApple TVを統合した新製品の発売も予測されており、スマートスピーカー市場での巻き返しに期待がかかっています。

HomePodの成功に期待かかる新リーダー

Appleが、販売が伸び悩むHomePodの形勢逆転に向けて、HomePod用ソフトウェア開発部門のリーダーとしてアフォーズ・ファミリー氏を雇い入れた、と事情に詳しい関係者から得た情報として、Bloombergのマーク・ガーマン記者が報じています。
 
HomePodのソフトウェア部門を率いていたものの2020年に退職し、Airbnbに移ったジェイソン・ハリソン氏のポジションを、ファミリー氏が務めることになります。

2016年にAppleを退職しオーディオ企業を創業

ファミリー氏は、2012年から2016年までAppleに勤務した後に退職し、デザイナーのクリストファー・ストリンガー氏とともにオーディオ機器のスタートアップ企業Syngを創業していましたが、2021年に退職しています。
 
Syngは、3方向から音が聴こえるオーディオ技術を投入したCell Alphaを開発しましたが、開発と製造は困難続きで、1,800ドル(約20万円)という価格もあり、販売面での成功には繋がりませんでした。
 

 

販売不調のHomePodシリーズ、巻き返しなるか

HomePodは、音質の良さを売りにした初代モデルが2018年に発売されました。しかし、先行するAmazonやGoogleの製品よりも割高な349ドルという価格と、機能が限定的だったこともあり、販売は振るいませんでした。
 
2020年には低価格のHomePod miniを投入し、最新ソフトウェアではApple TVとの親和性を高め、高音質なロスレスオーディオの再生にも対応したものの、まだ存在感は薄く、大ヒットと呼べる状況にはなっていません。
 
ガーマン氏は先日、HomePodとApple TVを統合し、ビデオ通話機能をそなえたデバイスが2023年頃に発売されるとの予測を伝えていました。
 
ファミリー氏は、この新製品の開発に向けた中心的役割を果たすことが期待されているとみられます。
 
 
Source:Bloomberg
Photo:Apple, Syng
(hato)

 
 

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