Clubhouse(クラブハウス)は10月11日の週に、ソーシャルオーディオを中心に据える方針を強化するものとして、新しい「ミュージックモード」を追加した。このミュージックモードにより、Clubhouse上でライブ演奏をするミュージシャンが音質を最適化するツールを使えるようになる。このモードはAndroidよりも先にiOSで提供される。
Clubhouseが今回の発表でオーディオマニアの世界に近づいていったわけではないが、この新機能によってユーザーは豊かなリスニング体験に必要な「高音質の優れたステレオサウンドでのブロードキャスト」をすることができると同社は述べている。同社によれば、ミュージックモードではミキシングボードやマイクなどプロレベルのオーディオ機材もClubhouseで利用できるという。
Clubhouseは2021年8月の終わりに空間オーディオにも対応していた。これはグループオーディオルームにいる複数の話者がそれぞれの場所から話しているように聞こえる機能だ。これにより、実際の場で会話をしているかのように感じられる。
話者がミュージックモードをオンにするには、右上にある3点のアイコンをタップし「Audio Quality」をタップして「Music」を選択する。リプレイ可能なクリップの録音も高品質オーディオに対応する。ミュージックモード以外の変更としては、検索バーがフィードの上部へ移動し、iOSで検索するとつながっている人と手を振って挨拶を交わせるようになった。
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(文:Taylor Hatmaker、翻訳:Kaori Koyama)