サイトアイコン IT NEWS

国内4キャリアの5Gユーザー体感品質、3部門でソフトバンクが首位

Apple iPhone12 5G 2020年10月イベント
 
国内4キャリア(NTT ドコモ、ソフトバンク、au、楽天)が提供する5G通信サービスのユーザー体感を評価した調査結果をOpensignalが公開しました。

7部門で国内キャリアの5Gを評価

イギリスに本拠地を置くOpensignalによる、日本の5Gユーザー体感レポートは、2021年6月1日から8月29日までの90日間に収集した5Gスマートフォンまたは対応プラン利用者の状況を分析してまとめられています。
 
同社は8月に、日本の5Gネットワークが急速に拡大し、先行していた諸外国に追いつきつつあるとのレポートも公開しています。
 
レポートでは、5Gサービスを提供している4キャリア(NTT ドコモ、ソフトバンク、au、楽天)について、以下の項目について評価・比較しています。
 

ユーザー体感3部門はソフトバンクが首位

各項目でトップのスコアを獲得したのは以下のキャリアです。
 

 
ユーザーの体感する5Gネットワーク品質を示す「エクスペリエンス」3部門のトップをソフトバンクが独占しました(ビデオは楽天との同率首位)。
 

 

接続時間とエリアはドコモ

日本の5Gサービス提供はまだ発展途上ですが、5G利用率と5G到達率では、NTTドコモが首位を獲得しました。
 
5Gネットワークへの接続時間を示す5G利用率の各キャリア比較はこちらです。
 

 
5Gに接続可能なエリアの広さを示す5G到達率のグラフはこちらです。
 

 

スピードでは楽天モバイルが首位、ただしエリアは限定的

5Gのダウンロードとアップロードのスピードでは、楽天が首位を獲得しています。ただし楽天の5G到達率は0.3と、4キャリアの中でも出遅れが目立ちます。
 

 
ダウンロード平均速度は楽天が224.3 Mbpsで、接続できる場所では高速ダウンロードが可能であることを示しています。
 

 
この結果についてOpensignalは、日本の5Gユーザーは非常に高速なダウンロードスピードを体感できており、2位以下の各社のスピードも「驚異的」と評価しています。
 
OpensignalのWebサイトには、分析手法の詳細な解説も掲載されていますので、ご興味のある方はご覧ください。
 
 
Source:Opensignal
(hato)

 
 

モバイルバージョンを終了