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経年変化を楽しめるブロンズベゼルを纏ったフルスケルトン腕時計

スイスの高級ウォッチブランド、レイモンド・ウェイルのフラッグシップコレクション・フリーランサーより、ブロンズ製ベゼル採用の最新作「フルスケルトン 2785-SBC-60000」(39万6000円)が登場しました。

フリーランサーといえば、創業者レイモンド・ウェイル自身の飽くなき創造意欲、逆境の中でこそ発揮されるチャレンジ精神といったアントレプレナーシップへのオマージュとして生み出されたコレクション。

中でもフルスケルトンシリーズは、表も裏もむき出しになった自社製ムーブメントの営みを視覚的にも愛でられる逸品です。ブロンズ素材の柔らかくあたたかみのある表情は、いままでのフリーランサーにはなかったものかもしれません。

この11月下旬に発売を控える新モデルがベースにしているのは、2020年発売の「フリーランサー フルスケルトン」。スケルトンウォッチと聞けば、一般的にはクラシカルでレトロなイメージがありますが、2020年版「フルスケルトン」はむしろ都会的で洗練された魅力を備えたタイムピース。ブラックケースやりゅうずはオールブラックで統一、パンチングラバーのベルトでスポーティに仕上げるなど、強烈な個性を放つ1本でした。

これに対して今回の「2785-SBC-60000」では、新たなデザインとして、ベゼル部分に最古の金属素材ともいわれるブロンズ素材を採用。高度な技術で削り出されたブロンズベゼルは、時間の経過とともに、酸化によって少しずつ色合いや風合いが変化していきます。その度合いやスピードは、身につける人の生活する環境によって少しずつ異なるため、オーナーは自分だけのパートナーとして育てていく楽しさも味わえます。

ムーブメントにはこれまでのフルスケルトンモデルと同じく、18カ月の歳月をかけて完成させた自社製自動巻きムーブメント・RW1212を採用。ひとつひとつのパーツの設計や重さを慎重に調整することで、機械式時計ならではの機能美を裏表両方から堪能できるようになっています。

地板や受け、ローターに施された濃いグレーは、“アントラシート”と呼ばれるフランスの伝統色。深みのある色味は、“NAC仕上げ”と呼ばれるプラチナ合金を用いた特殊なコーティング仕上げによるもので、美しさの中に確かな技術が感じられます。

時分針にはケースの雰囲気に合わせた縁どりを添え、華やかさとともに時計本来の機能である視認性を確保。ストラップには、クラシカルな雰囲気に合わせてエイジング加工を施したブラウンレザーをチョイスしています。伝統的な要素とモード感を絶妙にかけあわせた上質なタイムピース、この冬の手元にいかがでしょう。

>> レイモンド・ウェイル

<文/&GP>

 

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