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地球をまわって福をかき集める!? “宇宙を翔ける熊手”が浅草酉の市で発売

三井物産エアロスペース株式会社(以下、三井物産エアロスペース)は、熊手の老舗メーカー株式会社面亀の協力のもと、恐らく人類史上初となる「宇宙を翔ける熊手プロジェクト」を開始。宇宙にひとつしかないオリジナルの熊手を超小型衛星に搭載し宇宙へ放出します。縁起がいいスペシャルな熊手は、11月9日(火)浅草酉の市で販売開始される予定です。

伝統産業と宇宙産業のタッグに挑戦!

本プロジェクトは、新型コロナウイルスの早期収束と、コロナ禍のあおりを受けた商売復活の願いが込められています。伝統産業と宇宙産業のタッグに挑戦したという点でも注目されるプロジェクトです。

購入者には、宇宙へ送るオリジナル熊手のほかに、地上でまつることの出来る同じ仕様の熊手が提供されます。オリジナル熊手の方は、一旦購入者に引渡ししたあと三井物産エアロスペースが引取り、独自に開発、製造する10cm立方の超小型衛星に搭載。オリジナル熊手を搭載した超小型衛星は購入者の立ち合いのもとJAXAへ引渡されたのち、ロケットによる打上げを経てきぼうモジュールに運ばれ、そこから宇宙に放出されます。

放出された超小型衛星は、半年〜1年程度、宇宙の福をかき集めながら高度約400kmで地球をぐるぐると翔けめぐり続け、徐々に高度を下げて大気圏で燃え尽くのだそう(宇宙ゴミとして残ることはありません)。

また、購入者はオリジナル衛星の組立て&熊手の衛星搭載作業を見学できたり、オリジナル衛星をJAXAへ引渡すシーンに立ち合う機会や引渡し完了証明書を得られたりするなど、自分の熊手が飛んでいる実感をより得られる体験できるサービスを「7つの福」として受けることができます。

小さな熊手に願いを込めて

コロナ禍による閉塞感が地球を覆う一方で、最近では民間人だけの宇宙旅行が成功したり、宇宙で映画撮影が行われたりと、宇宙開発には明るいニュースが続いています。これから宇宙は、もっともっと身近になっていくかもしれません。

一本2,021万円の熊手は多くの人にとって身近というわけではありませんが、応援してくれる人たちの期待を受けて、熊手は宇宙に飛び立って行きます。この小さな熊手が、来年の日本を、世界を明るく照らす光となって、私たちを見守ってくれますように、との願いが込められているとのことです。

PR TIMES
宇宙を翔ける熊手プロジェクト(三井物産エアロスペース株式会社)

(文・和泉ゆかり)

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