発売から1カ月近くたったにもかかわらず、相変わらずiPhone13シリーズの店頭在庫は少なく、納期が長いものも少なくありません。
特にPro/Pro Maxの納期が長い傾向にありますが、それにもかかわらず消費者はPro/Pro Maxを好んでいるようです。
納期が延び続けるiPhone13 Pro/Pro Max
JP Morganのアナリストであるサミック・チャタジー氏は、iPhone13シリーズの発売から5週目のリードタイム(顧客が注文した商品を受け取りまでの時間)を分析しました。
それによると、アメリカ、中国、イギリス、ドイツの平均では、iPhone13 Pro/Pro Maxのリードタイムは4週目の35日から36日に延びており、依然として需要に対して供給が十分ではないようです。
一方、iPhone13/13 miniのリードタイムは13日で、前週におけるiPhone13 miniの14日、iPhone13の20日から短縮されています。
このリードタイムの差が原因でiPhone13 Pro/Pro Maxをあきらめ、代わりにiPhone13/13 miniを選ぶかどうかについては、ユーザーがiPhone13 Pro/Pro Maxを選ぶ理由は非常に具体的であり、その可能性は低いとチャタジー氏は述べています。
また、リードタイムが23日も違うのにもかかわらず、Pro/Pro Maxのリードタイムがさらに延長されたことが、Pro/Pro Maxの人気を証明していると考えているとのことです。
iPhone13 Pro/Pro Maxには、iPhone13/13 miniにはない、最大120Hz駆動のProMotionディスプレイや、より性能の高いGPUを持つA15 Bionicが搭載されています。
12月~1月にiPhone13/13 miniに人気がシフト?
今後の見通しについてチャタジー氏は、過去の傾向から考えて12月から1月にiPhone13/13 miniに人気がシフトし、1年後には下位モデルが主導権を握ることになるだろうと述べています。
ただ、iPhone13シリーズの全体的なリードタイムは、大ヒットを記録したiPhone12シリーズと比べて高い水準にあるとのことです。
これには、需要の高さも影響しているかもしれませんが、半導体不足による部品供給の制約が大きく寄与していると考えられます。
Source: Apple Insider
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-413304/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania