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【まとめ】Apple Payに「WAON」「nanaco」が対応!注意点&利用方法

Apple Pay WAON nanaco
 
2021年10月21日より、iPhoneのApple Payで、電子マネー「WAON」と「nanaco」が利用可能になりました。「Apple PayのWAON」「Apple Payのnanaco」についての詳細と注意点などをまとめました。
 

▼ クレカ・交通系ICカードに加えて「電子マネー」も利用可能に
 L Apple PayのWAON・nanaco 共通点と注意点
 
▼ イオンが提供する電子マネー「WAON」
 L 10月21日~11月4日の期間中は先着10万名にポイント進呈
 L 10月22日~24日の3日間はイオン直営売場でポイント5倍
▼ Apple Payの「WAON」利用方法
 L すでに物理的なカードを所有している場合は取り込み可能
 L WAONアプリならご当地WAONなども新規発行可能
 L Apple PayのWAONへのチャージは「イオンカード以外のカード」も可能
 
▼ セブン&アイが提供する電子マネー「nanaco」
 L 10月21日~11月30日の期間中にnanaco番号を登録で100ポイント進呈
▼ Apple Payの「nanaco」利用方法
 L すでに物理的なカードを所有している場合は取り込み可能
 L 新規発行はnanacoアプリからのみ
 L Apple Payのnanacoへのチャージは「セブンカード以外のカード」も可能

クレカ・交通系ICカードに加えて「電子マネー」も利用可能に

Apple Payは、MastercardやJCBなど国際ブランドのクレジットカード・デビットカード・プリペイドカードや、SuicaやPASMOといった交通系ICカードを登録して利用できるサービスです。
 
iOS標準アプリ「Wallet」でこれらのカード情報を一括管理できますが、2021年10月21日より新たに「電子マネー」の項目が追加され、商業系の電子マネー「WAON」「nanaco」がApple Payで利用できるようになりました。
 

 
クレジットカードなどと異なり、WAON、nanacoともに、複数のデバイスで残高を共通化することはできません。交通系ICカードのSuicaやPASMO同様に、iPhoneとApple Watch間で残高を共通化することもできません。
 
そのため、iPhoneとApple Watchなど複数のデバイスで利用するには、複数枚のカードの発行が必要です。
 

Apple PayのWAON・nanaco 共通点と注意点

Apple PayのWAONとnanacoが同時にリリースされましたが、微妙に異なる点があります。
 
まず、新規でカードを発行する方法です。WAONは「WAONアプリ」と「Wallet」どちらからも新規発行することが可能(ご当地WAONは除く)ですが、nanacoを新規発行する場合は、「nanaco」アプリからしか発行することができません。
 
また、WAONを新規発行する際、「Wallet」アプリから発行する場合は新規発行の時点で最低1,000円のチャージが必要ですが、「WAONアプリ」から発行する場合は発行の時点でチャージする必要はありません。
 
ほかにも、WAONの場合、Apple PayのWAONをAndroidのモバイルWAONに移行することはできず、その逆も不可能です。しかし、nanacoの場合、Apple PayのnanacoをAndroidのnanacoモバイルに移行することはできないものの、その逆のAndroidからiPhoneへの移行は可能です。
 
実用面では、WAONの場合は発行後、「Wallet」アプリ上では残高のみ確認でき、各種ポイントは「WAONアプリ」で確認できます。nanacoの場合は発行後、「Wallet」アプリ上で残高に加えて、ポイント数を確認できます。残高とポイント数の両方を確認できる機能はこれまでのApple Payには見られなかったシステムです。
 

Apple Pay
WAON
Apple Pay
nanaco
カードの
新規発行
WAONアプリ
Walletアプリ
nanacoアプリ
※Walletアプリでは不可
新規発行時の
チャージ
WAONアプリ:不要
Walletアプリ:必要
1,000円~
Androidと
iOS間の移行
iOS→Android:不可
Android→iOS:不可
iOS→Android:不可
Android→iOS:可能
Walletアプリ上で
確認できる情報
チャージ残高 チャージ残高・
nanacoポイント

 
また「WAON」での注意点として、会員登録限定いつでもポイント2倍(実施企業のみ)は、あらかじめ会員設定済みであれば対象となります。会員登録は「WAONアプリ」から行えますが、新規設定した場合、対象となるのは翌日10時以降となるため注意が必要です。
 
チャージに関しては、オートチャージに設定できるカードはWAONの場合は、デビットカード除く国際ブランド付きのイオンカードのみです。nanacoの場合は、セブンカード・プラス、セブンカードのみです。
 
なお、Apple Payで都度チャージする場合は、WAON、nanaco共に「‪Visa‬ブランド」のカードからはチャージすることができません。
 

イオンが提供する電子マネー「WAON」

WAONはイオンが提供する電子マネーで、2021年7月現在、全国およそ84万8,000カ所で利用できます。WAONはイオングループ外での利用可能箇所が比較的多く、例えば、大手コンビニではセブン‐イレブン以外で利用することができます。
 
特定の地域を応援できるご当地WAONや、クラブやホームタウンを応援できるサッカー大好きWAON、ポイントの代わりにJALのマイルが貯まるJMB WAONなどさまざまな種類のWAONがあります。
 
税込200円の支払いごとに1ポイントが貯まります。貯まるポイントは、店舗により「WAON POINT」「電子マネーWAONポイント」に区分されますが、チャージする際には、これらを一括してチャージすることが可能です。
 

10月21日~11月4日の期間中は先着10万名にポイント進呈

WAONのApple Pay対応にあわせて、対象期間中に1万円以上のチャージで500ポイントがもらえるキャンペーンが実施されます。
 

 
対象期間は2021年10月21日正午~同11月4日午後11時59分で、キャンペーンサイトに応募後、合計1万円以上をチャージすると、先着10万名に500ポイントが進呈されます。応募に必要な「Apple PayのWAONの番号」は、6900から始まる合計16桁のWAONの番号です。
 

10月22日~24日の3日間はイオン直営売場でポイント5倍

東北地区を除く、本州・四国のイオン・イオンスタイル直営売場では、10月22日〜24日の3日間、電子マネーWAONでの支払いでポイントが基本の5倍(税込200円ごとに5ポイント)付与されるキャンペーンが実施されます。

Apple Payの「WAON」利用方法

すでに物理的なカードを所有している場合は取り込み可能

現在利用している物理的なWAONカードが手元にある場合は、デバイスに取り込んでApple Payとして利用可能です。iPhoneの「Wallet」アプリでカード情報を取り込むことができます。
 

 

WAONアプリならご当地WAONなども新規発行可能

WAONアプリからカードを新規発行する場合、グループ各社のデザインWAONを含む通常のWAONのほかに、ご当地WAONも選択可能です。
 
G.G WAONについては、新規発行はできないものの、手持ちの物理カードを「Wallet」アプリから取り込んで利用することができます。
 
なお多くの種類が提供されているWAONですが、10月21日現在、JMB WAONは未対応、サッカー大好きWAONは今後対応予定です。
 

Apple PayのWAONへのチャージは「イオンカード以外のカード」も可能

Apple PayのWAONにチャージする方法は、「イオンカード」、Mastercard・JCB・AMEXマークのクレジットカード・デビットカードなどの「Apple Pay」、そして「現金」の3種類です。
 
これまで対応していなかった、イオンカード以外のカードからのチャージも、Apple Payでのチャージでは利用可能です。
 
そのほかに「WAONアプリ」では、WAONの利用で貯まったポイントをチャージすることも可能です。
 

WAONアプリ
カテゴリ:ファイナンス
現在の価格:無料

※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
 

セブン&アイが提供する電子マネー「nanaco」

nanacoはセブン&アイが提供する電子マネーで、2021年6月末現在、全国およそ80万500店で利用できます。nanacoは元々、セブン&アイグループ専用の電子マネーという要素が強く、グループ外での利用はあまり普及していませんでしたが、ここ数年で勢いを増しています。
 
税抜200円の支払いごとに1ポイントが貯まります。ポイントの貯まり方は、店舗により「その場でポイントが貯まる店舗」「1カ月の利用分に対して、翌月まとめて付与される店舗」に区分されます。
 

10月21日~11月30日の期間中にnanaco番号を登録で100ポイント進呈

nanacoのApple Pay対応にあわせて、対象期間中に特定のアプリにnanaco番号を登録すると、100nanacoポイントが進呈されるキャンペーンが実施されます。
 

 
対象期間は2021年10月21日~同11月30日で、「セブン‐イレブンアプリ」「イトーヨーカドーアプリ」「デニーズ」アプリのうち、いずれか1つのアプリにnanaco番号を登録することで、100nanacoポイントが進呈されます。エントリーは不要です。

Apple Payの「nanaco」利用方法

すでに物理的なカードを所有している場合は取り込み可能

現在利用している物理的なnanacoカードが手元にある場合は、デバイスに取り込んでApple Payとして利用可能です。iPhoneの「Wallet」アプリでカード情報を取り込むことができます。ただし、取り込みが可能なのは、「虹色デザインのnanacoカード」に限られます。
 

 

新規発行はnanacoアプリからのみ

nanacoを新規に発行する場合は、「nanaco」アプリが必要です。iPhoneの「Wallet」アプリから新規発行することはできません(2021年10月21日時点)。
 
また、「nanaco」アプリ独自の機能として、「お客様情報登録・変更」「センターお預りマネー・ポイントを反映」「前日分の履歴まで過去3か月分の履歴確認」があります。ちなみに、「Wallet」アプリでも利用履歴を確認することができ、こちらでは、「当日分の履歴まで50件分」を確認することができます。
 

Apple Payのnanacoへのチャージは「セブンカード以外のカード」も可能

Apple Payのnanacoにチャージする方法は、「セブンカード」、Mastercard・JCB・AMEXマークのクレジットカードなどの「Apple Pay」、そして「現金」の3種類です。
 
これまで対応していなかった、セブンカード以外のカードからのチャージも、Apple Payでのチャージでは利用可能です。
 
そのほかに「nanaco」アプリでは、nanacoの利用で貯まったポイントを電子マネーに交換することも可能です。この際、センターお預かり分のポイントも合わせて交換することができます。
 

nanaco
カテゴリ:ファイナンス
現在の価格:無料

※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。

 
 
Source:Apple PayのWAON, イオンリテール, Apple Payのnanaco
(藤田尚眞)

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