食事管理をするアプリ「SIRU+」を開発するシルタス株式会社(以下、シルタス)と、滋賀県を中心にスーパーを展開している株式会社平和堂(以下、平和堂)は、10月21日より健康寿命延伸を目指した実証実験を開始。「スーパー=購買の場所」だけでなく、「スーパー=健康になれる場所」として新しい買い物体験を創出し、来店者の食生活の改善を図ります。
健康寿命の延伸に向けた取り組み
高齢化が進む中、「心身ともに自立し、健康的に生活できる期間」である健康寿命の延伸には、個人の努力だけでなく、国や自治体、企業の協働による取り組みが重要と言われています。そんな中、滋賀県の健康寿命は、男性が2位(80.39歳)、女性が3位(84.44歳)と全国でも高い水準となっており、県をあげて健康寿命延伸に向けた取り組みが実施されているのだそう。
このような背景のもと、平和堂が県の事業である「滋賀県近未来技術等社会実装推進事業補助金」に採択されたことをきっかけに、今回の実証実験の実施が決定しました。
実証実験の内容は?
実証実験に使われるシルタスの「SIRU+」は、がんばらないで健康を目指すアプリ。買い物データを自動で栄養分析し、栄養バランスが整う食材やレシピを提案してもらえます。繰り返し利用することで、食の好みをアプリが機械学習していくので、自分にぴったりの栄養バランスのとれた食事作りに活用することが可能です。
実証実験は、滋賀県内の平和堂、全77店舗において実施。平和堂のポイントカードであるHOPカードを持っていて、「SIRU+」をダウンロードしている人たちが対象です。HOPカードを提示して買い物をすると、購入した食材がSIRU+に自動で登録、栄養計算される上、アプリ上で不足栄養素を補える食品やレシピを提案してもらえます。
(文・和泉ゆかり)
- Original:https://techable.jp/archives/165012
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:izumiyama