秋になり、キャンプの醍醐味である焚き火が楽しい季節になってきました。焚き火を囲んで友人と飲むお酒はなんとも美味しいし、ソロキャンプで独りでじっと飽きることなく火を見つめて過ごすのも心地良い時間ですよね。
でも、焚き火はただ楽しいことばかりではありません。飛んだ火の粉でお気に入りのウエアに穴が空いてしまったり、家に帰ってから衣類についた煙のニオイに悩まされたり…。
特に煙のニオイにはずっと悩まされていました。服についた煙のニオイはどんなに消臭スプレーをかけても天日干ししても完全には取れません。やはり丸ごと洗うしかないんですよね。
しかし秋冬のキャンプに欠かせないダウンジャケットは洗えません。だからこれまでは、ガンガン洗えるコットンのアノラックをダウンやフリースの上にかぶり、火の粉と煙を防いでいました。
でも、煙のニオイが染み込んだ服を着てれば、当然その下の服にも多少のニオイは移ってしまいます。あとはどうしても着膨れ感が出てスマートじゃない(笑)。
そんな悩みを抱えていた中、なんとワークマンから「防融機能がありながら洗えるダウン」が出ると聞いたんです。
同じ悩みを感じる人が多かったのか、かなり人気だったようで近隣の店舗を3日間回って運良くゲットできたのでさっそくキャンプで使用してみました。
10月上旬だったのですが、キャンプ場の夜はすでに肌寒く、焚き火に近づいて暖を取りたくなります。しかし今までのキャンプでの焚き火とは気分が違います。
さあ火の粉よ飛んでこい! 煙なんて全然気にしないよ、だって洗えるしね。なんなら風下変わりましょうか?
といった感じで、いつもよりちょっと前に出て火にあたってみたりして、普段のキャンプより焚き火を楽しんでいる自分がいました。暖かさも申し分無し! むしろちょっと暑いぐらいでした。
このダウン、商品名は「フュージョンダウン フレイムテック モンスターパーカー」といいます。ぱっと見は、流行りのワイドシルエットだけどシンプルでキレイめのミリタリーという感じ。ワークマンオリジナルの「FIELD CORE」のロゴもどこにも見えません。
S、フリー、XLの3サイズ展開ですが、かなり大きめのサイズ感だと事前情報があったので、フリーサイズでは大きすぎるんじゃないかと不安でした。
どうやらモンスターパーカーという物はミリタリー由来のアイテムで、装備の上からでも着れるようビッグシルエットになっているとのこと。そういうものだと分かっていても、袖が長いこともあってかなり大きく見えますね。購入したのはSサイズですが、170cm62kgの自分にはピッタリです。たまたまゲットできたのがSサイズで良かった。
そして最大のポイントが、“フレイムテック”という耐熱性のある樹脂の被膜を作る特殊加工が施されていること。焚き火などで火の粉がついても生地の溶解を遅らせて穴があきづらくなっています。
ナイロンのダウンは火の粉に弱いんで一発で穴があいてしまうので、穴のあきにくい加工がされているなら安心して焚き火を楽しむことができますよね。
首回りはボリュームがあって暖かい。内側は起毛素材が使用されているので肌触りが良く、中にはフードが収納されています。
袖口も冷気を防ぐ二重設計になっています。
さらに表面は撥水加工が!「日本で初めて高レベルでの撥水加工と防融加工の共存に成功」とワークマンは謳っています。洗濯できるのに撥水加工付き! さらに防融加工ってどれだけ機能てんこ盛りなの! これなら多少の雨に降られても安心です。
そしてワークマンの防寒着で特徴的な内側のアルミプリント。体温を熱反射する機能らしいんですが、ギラギラしてちょっと恥ずかしいなと思っていました。それがブラックになったことで目立たなくなり、さらに機能性もアップ。従来のシルバープリントの1.5倍の保温力になっているとか。
そして、最も気になる洗濯が可能という点。キャンプ場では気にならなかった煙のニオイも、家に帰るとすごく気になります。帰宅後すぐに洗ってみました。
ダウンを洗うって、やってはいけないことをしているようで何だかドキドキしましたが、洗濯後はすっかりニオイがなくなって気持ちいい!
これだけの機能が付いているダウンがたったの4900円ってワークマン恐るべし。人気なのも納得です。
頼もしい相棒ができたことだし、これからの季節のキャンプがより一層楽しみです。
>> ワークマン
<取材・文・写真/田口陽介>
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/405947/
- Source:&GP
- Author:&GP