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トランクから溢れ出るキャンプ道具にasobitoの「ソフトマルチコンテナ」が活躍しました

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

今年に入ってファミリー向けのテントを購入したんですが、想像以上に大きくて、トランクの1/3を占めるほど。これじゃ家族のキャンプ道具が全部積めない! ってことで急遽、クルマにキャリアを取り付け、入らない荷物をルーフに積むことにしました。

迷ったのが、コンテナ選び。やっぱりTHORかなと思ったのですが、ハードコンテナは自分のクルマではなんとなくイメージが違う気がして、ソフトケースに決めたのです。

1番悩んだのは、車外に積む想定なので防水性。雨でもへっちゃらなPVC素材のソフトコンテナの方が機能的ですが、なかなか相性が良さそうなものが見当たらなかったので断念。

結局購入したのは、asobitoの「ソフトマルチコンテナ 68L」(1万3200円)。ルーフコンテナとして販売されているわけではありませんが、ツールボックスやマルチシートを普段使っているため、素材に触れたことがあり、イメージがつきやすかった点も決め手のひとつ。

色はオリーブとキャメルの2色。どちらも捨てがたかったのですが、車体と同系色のオリーブに決めました。

■実用性だけでは測れない趣味のもの

キャンプ道具では、耐水圧20000mmオーバー、総重量00g以下、最大0000ルーメン…といったスペックに男心がくすぐられます。でもそれだけじゃありません。使うほどに味わい深くなる経年変化もそそられる要因のひとつ。

コンテナは本来、道具を収納するものなので機能性の高い方がいいのは分かるが、やっぱり趣味の延長なので好きな道具で揃えたいという気持ちも捨てきれない! 今回は、そんなスペックと情緒との間で、選択が揺れたアイテムでした。

■収納力も収納サイズもちょうどいい

見た目はほかのソフトコンテナとさほど変わらず一般的な直方体で、サイズは高さ30×66×奥行き35cmです。

素材はパラフィン(ロウ引き)加工が施された綿の帆布で、使い込むほどに味わい深くなります。

容量は68L。だいたい1週間程度の旅行に持っていくスーツケースが70Lくらいといわれるなので、かなり大きいです。

写真では分かりやすく、1段分だけ入れていますが、パンパンに入れると、ルーフに持ち上げられない可能性もあるので、入れる際には注意が必要。

奥行きは35cmで、ツールボックスのS(幅33.5cm)がほぼぴったり。幅は66cmで、手持ちのツールボックスだけではピタッとハマりません。が、ツールボックス S(奥行き14cm)と、サーマレストのZライト ソル(幅51cm)とをL字型で組み合わせると65cmでちょうど入ります。

ちなみにツールボックスのサイズは以下の通り。
ツールボックス XS/幅20×高さ14×奥行き13cm
ツールボックス S/幅33.5×高さ14×奥行き14cm
ツールボックス M/幅42×高さ15×奥行き15cm

高さは30cmで、ツールボックスはXSとSが高さ14cm、Mが15cm<なので、どれを組み合わせても二段積めます。ちょうど収まるのは同じブランドならでは。

思う壺なのですが(笑)、中はツールボックスで揃えたくなります。

底面には芯材が入っているものの、側面と蓋には入っていないので、多少、左右上下に膨らんでも、ギュッギュッとすれば押し込めてしまいます。

この柔軟性がソフトコンテナ最大の魅力ではないでしょうか。キャリアに固定する際も、ストラップが食い込んで動きにくくなるのもメリットです。

フタ自体に薄いポケットを装備し、シート程度なら入れられます。まだ使って間もないので布に張りがあり、フタが自立しました。

上下左右についているハンドルは、持ちやすい絞り加工。帆布にはパラフィン(ロウ引き)加工が施されているため白っぽく見えますが、使っているうちにいい感じになります。

左右についているハンドルはトランクに入れる際に、縦についているハンドルは運ぶ時や、ルーフキャリアにのせる際に重宝します。

キャリアに固定する時、ハンドルにストラップを通せば、移動しにくくなり走行時にも安心です。

ちなみにクルマのトランクに入れると、ソフトコンテナとテントだけでいっぱい。とはいえ、これ以上大きいとルーフに上げるのも大変だし、トランクにも収まってちょうどいいサイズです。

■マルチコンテナのいい点、気になる点

ルーフコンテナとしてうたってはいませんが、やっぱり気になるのが防水性能。キャンプに行けば突然の雨も珍しくはないですし、そのまま載せられるか、それともカバーをかけなければいけないか判断するために、購入早々に水をかけてみました。

結果は、防水帆布というだけあって、布からは浸み込まないのですがファスナーが止水仕様ではないので、大雨だとそこから水が浸み込みます。雨の恐れがあるときは、カバーをかけた方が確実です。分かっただけでも対策が取れるので、問題は解決!

当然、車外で使わないのであれば問題ありません。

今回使って良かった点は、なんといってもクルマの雰囲気に合っていること。ほかのコンテナを使っていないので分かりませんが、多少やれてる古いクルマと、使い込むと味が出るこのソフトコンテナとの相性はいいのではないでしょうか。

また当然なのでしょうが、同ブランドのツールボックスが二段入るのも好印象。整理整頓が苦手なので、小分けにしてツールボックスコンテナとしても重宝しそう。

逆に、あればいいなと思ったのが、ツールボックスのSとMにあるメッシュポケット。手袋や布ぞうきんなど、撤収時に最後まで使うものをサッと入れられると便利かもしれません。

キャンプ場で使うときの注意点としては、防水とはいえ地面に直置きすると湿ります。底は乾かしにくいし、クルマに乗せたときに付着した土が落ちるので、地面に置くときはシートを敷いた方が安心です。

なにはともあれ、家族全員を乗せてキャンプに行くと、トランクから溢れ出る道具をソフトコンテナ1つに収められないため、もう1つ購入予定です。

>> asobito

<文/澤村尚徳(&GP)>

 

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