ANAホールディングス株式会社発のスタートアップであるavatarin株式会社は、2021年7月から8月にかけて、瞬間移動サービス「avatarin」β版の夏休み期間限定アバタートライアルキャンペーンを実施。「箱根ガラスの森美術館」など4施設の協力のもと、次世代の旅行体験を提供しました。
そして2021年10月21日より、「avatarin」β版の提供を開始。これに併せ、体験できる施設を2箇所追加し、以前からの4施設と合わせて6施設へのアバター旅行を可能にしました。同社は、「avatarin」の正式リリースに向け、ユーザーからのフィードバックをもとにブラッシュアップを図るとのことです。
アバターロボットで好きな場所へ「瞬間移動」
「avatarin」は、観光地などに設置した遠隔操作ロボット「newme」を通じて、さまざまな場所を訪れることができるサービス。ユーザーは、会員登録後にPCからログインし、アバターインしたい施設を選んで「newme」に接続・操作すると、現地を自由に歩き回ったり、現地にいる人と会話したりと、実際にその場にいるかのような体験ができるといいます。
進化した「newme」、量産体制も確保
「newme」は、10.1インチタッチパネルディスプレイを備え、そこにユーザーの顔が映し出されます。また、ステレオカメラ、ズーム用カメラなどを搭載し、カメラがとらえた映像をリアルタイムにユーザーに送信するという仕組みです。高さ調節や首振り機能により、ユーザーは見たい視点からの映像を見ることができるでしょう。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/165050
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口