HuaweiがAndroidを捨てて移行した自社製のHarmonyOSは、すでにインストールされたデバイスが1億5,000万台を超え、順調な滑り出しを見せています。
その次世代版であるHarmonyOS 3についての発表があり、スマートフォンからPCに対して、分散型コンピューティングを利用し、4K解像度かつ60fpsでのワイヤレス画面表示を実現できるとのことです。
分散型処理で4K@60fps描画を実現
この発表はHuawei Developer Conferenceでおこなわれました。
それによるとHarmonyOS 3は、スマートフォンからPCに対し、4K解像度かつ60fpsでワイヤレス画面表示を実現できるとのことです。
この処理には分散型コンピューティングが使われているのが特徴で、単純にスマートフォンから画面をPCに転送するのではなく、PCに搭載されたGPUを呼び出して描画をおこないます。
これによりスマートフォンのバッテリー消費を節約することができ、「New Swordsman」というゲームを4K@60fpsでプレイしても2時間バッテリーが持続し、しかも描画の遅延が非常に少なくフレームレートも安定しています。
AppleのAirPlayもtvOS 14で4K解像度での画面表示に対応していますが、分散型コンピューティングの機能はありません。
史上最速で成長しているOSであるHarmonyOS
HuaweiはHarmonyOSについて、史上最も急速に成長している端末向けOSであるとしています。
その端末数はすでに1億5,000万台を超え、年末までには3億台に達するとのことです。
しかしながら、まだ現時点で最新版のHarmonyOS 2は中国限定でリリースされており、グローバルには年末に提供されるのではないかといわれています。
Source: WHYLAB/Webio, IT之家 via Sparrows News, Gizchina
(ハウザー)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania