iOS14.5から、「アプリのトラッキングの透明性(ATT)」が導入され、アプリ開発者は、パーソナライズされた広告のためトラッキングを許可するかどうか、ユーザーの承認を得ることが義務化されました。多くの企業が収益減にあえぐ中、Twitterは「予想よりも影響が少なかった」と、業績発表の中で明らかにしました。
2021年第3四半期の収益は37%増
iOS14.5でのATTの導入により、広告識別子(IDFA:Identifier for Advertisers)の追跡を許可するかどうかのプロンプトが表示されるようになり、ユーザー自身がトラッキングされるか、されないかを決定できるようになりました。
ATTのプロンプトを“許可する”と選択するユーザーは全体の20%にしか満たないといわれていることもあり、多くのアプリ開発者が収益への影響を受けています。
しかしながらTwitterは、2021年第3四半期(7月〜9月)の業績発表で、同社の収益は前年同期比で37%増となったと報告しました。
Twitter広告は世界的なサプライチェーン問題の影響を受けず
SnapやFacebookは前四半期にAppleのiOS14での新たなプライバシー方針が収益増の妨げになったと述べていますが、Twitterの広告収入は41%以上の伸びとなる11.4億ドル(約1,296億円)に達し、総広告エンゲージメントも前年から6%増加したとのことです。
SnapやFacebookとは異なり、Twitterの広告需要は世界的なサプライチェーン問題の影響を受けていない、とTwitterの最高財務責任者(CFO)のネッド・セーガル氏は述べています。
Source:CNBC
(lexi)
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