MMD研究所は10月28日、「ヘルスケアアプリと医療DXに関する調査」の結果を公表しました。
コロナ禍において健康管理のために医療・ヘルスケアアプリを利用する人が増えています。ヘルスケアアプリの中で最も利用されていたのは「iPhoneのヘルスケアアプリ」でした。
調査実施期間、調査対象者について
「ヘルスケアアプリと医療DXに関する調査」は、2021年10月1日〜10月12日に実施されました。調査対象者は、予備調査が18歳〜69歳のスマートフォンを所有する男女5,984人、本調査が医療・ヘルスケアアプリの利用経験者541人です。
医療・ヘルスケアアプリの認知は75.2%、現在利用は24.2%
予備調査において、対象者5,984人に健康管理やダイエットなどのヘルスケアサービスやオンライン診療などの医療サービスを利用できるアプリがあるかを知っているかを聞いたところ、認知率は75.2%、現在利用している人の割合は24.2%でした。
「現在利用している」と回答した人の年代別割合は、20代が最も多く32.1%、次に10代で29.6%、30代が26.3%でした。
医療・ヘルスケアアプリ未利用者が最も利用したいアプリ機能は「健康管理(バイタルサイン)」
医療・ヘルスケアアプリを認知しているが利用していない2,603人に、利用しない理由を聞いたところ、最も多かったのは「利用するきっかけがなかったから(29.2%)」、次いで「健康データを記録するのが面倒だから(28.8%)」、「利用するメリットがないと思ったから(18.0%)」でした。
ただし、そのうち69.4%は「ヘルスケアプリで利用してみたい機能がある」と回答しています。機能別で利用したいと回答が多かったのは、「健康管理(バイタルサイン)」が47.6%、ダイエット・美容が30.3%、、「メンタル(ストレス)ケア」が24.7%でした。
医療・ヘルスケアアプリ利用経験者の約4割がコロナ禍にアプリを利用開始
医療・ヘルスケアアプリ利用経験者の541人にアプリ利用開始時期を聞いたところ、約4割が新型コロナウイルスの流行期を含む「2020年1月〜6月」以降にアプリの利用を始めたと回答しています。
利用目的・理由については、「データを使って健康管理したいため」が最も多く39.4%、次に「健康管理のモチベーションを高めるため」が34.4%、「ダイエットのため」が29.2%となりました。
最も利用されているヘルスケアアプリは「iPhoneのヘルスケアアプリ」
医療・ヘルスケアアプリ利用経験者541人のうち、84.1%は「多機能のヘルスケアアプリを利用している」と回答しています。
多機能のヘルスケアアプリを利用していると回答した455人に、最も利用するヘルスケアアプリを聞いたところ、最も多かったのは「iPhoneのヘルスケアアプリ」で25.7%、次に「dヘルスケア」が18.7%、「FiNC」が11.2%となりました。
最も利用されているヘルスケアアプリ上位10位のうち、「dヘルスケア」、「auウェルネス」、「HELPO」、「LINEヘルスケア、LINEドクター」は、オンラインでの診療受診や健康医療相談が可能です。
これらのアプリ利用者115人を対象に、オンライン診療を受けたり、オンライン健康医療相談をしたことがあるかを聞いたところ、26.1%が「オンライン診療を受けたことがある」と回答、17.4%が「オンライン健康医療相談をしたことがある」と回答しています。
Source:MMD研究所
(kotobaya)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-415743/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania