一般社団法人渋谷未来デザインが主幹を務める「渋谷データコンソーシアム」は、KDDI株式会社が提供する人流データとディープラーニングを用い、ハロウィン当日の渋谷駅周辺の人流予測データを分析し発表しました。
今回の人流予測データの発表は、社会課題ともなっている渋谷ハロウィーンをステイホームで楽しんでもらいたいという思いから、「バーチャル渋谷」のハロウィンフェスと連動した取り組みとなっています。
昨年よりも人出が増えると予測
人流予測にあたりKDDIは、2019年7月~2021年8月のハチ公前周辺(125m四方)における性別、年代別、1時間ごとの滞在人口・移動人口といった人口動態データを提供。
この人口動態データと、人流に関連すると考えられる曜日、天気・気温、緊急事態宣言などのデータをインプットデータとし、ディープラーニングを用いてハロウィン期間(10月25日~31日)の、ハチ公前における人流を予測しました。なお、予測には、計8パターン作成されたAIモデルの中から、テストによって最適とされたCNN LSTMモデルを採用しています。
バーチャルならではのハロウィーンフェス
この予測結果を見る限り、今年のハロウィーン時期の渋谷は、昨年よりも人出が増えると考えられます。先述の通り、このたびの取り組みは、ステイホームでハロウィーンを楽しんでもらうため、「バーチャル渋谷」と連動したものです。
「バーチャル渋谷」では、10月16日~31日の期間、バーチャルSNS「cluster」上で「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス 2021」を開催中。「FUN FOR GOOD(楽しむことで社会貢献)」というテーマに賛同したアニメ・アーティスト・企業などと共に、さまざまなバーチャルイベントを開催しています。
参加者が自分の全身を撮影して作成したオリジナルアバターや期間限定アバターで街を回遊したり、バーチャル音楽ライブに参加したりとVRならではの体験も盛りだくさん。開催期間中を通して楽しめる常設アトラクションや、声優やアーティストなどが登場する期間限定イベントなども展開しています。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/165622
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口