アートコレクター向けのアート管理サブスクリプションサービス「美術倉庫」を運営するbetween the artsは10月28日、プレシリーズAにおいて、第三者割当増資による1億8900万円の資金調達を実施したと発表した。引受先は、Shinwa Wise Holdings、Gazelle Capital、複数のエンジェル投資家など。同時に、Shinwa Wise Holdingsとの資本業務提携を締結したことも明らかにした。
資本業務提携については、between the artsの持つアート作品管理ノウハウとShinwa Wise Holdingsの持つ日本の近代美術を中心とした近代陶芸やワイン、ブランド時計、宝飾品などの豊富なオークション運営実績を結集し、オークションのDX化を推進していくためとのこと。これにより、美術倉庫で管理するアート作品に対しての落札見積価格(エスティメート)の自動表示、ワンクリック出品といった機能など、美術倉庫を利用するコレクターがオークション参加する際のハードルを下げる新機能・サービスを提供予定という。
美術倉庫は、アートコレクションを撮影するだけでオンライン上で購入時期や参考市場価格といった様々な情報を一覧化できるというもの。セキュリティと湿度・温度管理がなされた環境で1作品あたり月額100円から預けることが可能。同サービスは、2020年7月の提供開始から約1年で、現在様々なアート作品約7000点(オンラインも含む)を管理しているという。
2021年7月には、Shinwa Auction主催のオークションにアート作品を出品代行するサービスも開始。10月28日からは落札した作品を直接美術倉庫に預けられるアート管理サービス「SHINWA ART STOREGE powered by 美術倉庫」の提供も行っている。
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/10/29/bwta/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Hisashi Shibata