M1 Maxを搭載した16インチMacBook Proには「ハイパワーモード」と呼ばれる設定があり、演算能力を向上することができるとされています。
しかしながら、実際にアプリやベンチマークを動作させたところ、多くのケースでハイパワーモードにしても性能があまり変わらなかったそうです。
多くのアプリで性能が変わらないハイパワーモード
このテスト結果はLuke Miani氏によってYouTube上で公開されました。
それによると、多くのアプリやベンチマークにおいてM1 Max搭載16インチMacBook Proのハイパワーモードは、性能をほとんど向上させなかったとのことです。
このなかには、Final Cut Pro、DaVinci Resolve、Cinebench R23、Shadow of the Tomb Raiderといったものが含まれます。
ハイパワーモードによって性能が明らかに向上したのは、GeekbenchのComputeとGFXBenchのT-Rexのみでした。
設定を「自動」にしていたのが原因?
この結果についてNotebookcheckは、アプリやベンチマーク実行時に設定を「自動」にした場合と比較した可能性を指摘しています。
設定としては「ハイパワー」のほかに、「自動」と「ローパワー」が存在しており、自動の場合は温度に余裕があればハイパワーモードが利用され、そのために差があまりあらわれなかったのではないかとのことです。
少なくとも、ハイパワーモードは性能を大きく向上させる魔法のような設定ではないようです。
Source: Luke Miani/YouTube via Notebookcheck
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-416399/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania