新型コロナウイルスの影響によるリモートワーク、リモート学習、おうち時間の増加に伴って成長を続けてきたChromebookとタブレットが、ついに前年同期比で出荷台数減少を記録しました。
しかしながら、そのような逆風のなかでもAppleは出荷台数を伸ばしています。
需要だけでなく供給の減少も一因
調査会社のIDCによると、2021年第3四半期(7月~9月)のChromebook出荷台数は前年同期比29.8%減の650万台、タブレットは同9.4%減の4,230万台でした。
多くの地域で新型コロナウイルスによる規制が緩和されたことにより、ほかのカテゴリーへの支出が増加したことが原因とみられます。
また、教育市場向けの需要も近いうちにある程度飽和することが予想されているとのことです。
需要の減少だけでなく、部品不足による供給の制限も出荷台数の減少の一因とされています。
Appleは出荷台数を伸ばす
このような逆風のなかにあっても、AppleはiPadの出荷台数を伸ばしました。
2021年第3四半期の出荷台数は1,470万台と、前年同期比で4.6%増加しています。
その他のメーカーは2.1%成長のLenovoを除いてトップ5が軒並み2桁台の出荷台数減となっており、Appleの強さが光ります。
Strategy AnalyticsもiPadの出荷台数をプラス成長と見積もりました。
ただ、Appleも部品供給不足に悩まされており、ホリデーシーズンにおけるiPadの出荷台数は伸びないものと見込まれるとのことです。
Source: IDC via AppleInsider
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-416807/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania