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養豚の省力化・効率化へ! 咳音検知技術で養豚の咳音や豚舎の環境を検知

ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン株式会社、有限会社臼井農産、東日本電信電話株式会社神奈川事業部(以下、NTT東日本)は、ベーリンガーインゲルハイムが販売権を有する咳音検知技術「SoundTalks™」を活用した飼養豚の体調管理に関する実証実験を開始。テクノロジーを活用したスマートな飼養豚の健康管理を実現し、農場の生産性と出荷品質の向上を目指します。

飼養豚の咳音と豚舎内環境をリアルタイム検知

「SoundTalks™」は、ベルギーのSoundTalks社が開発した咳音検知技術。今回の実験では、「SoundTalks™」をベースにした咳音検知技術により、半径10m以内の飼養豚の咳の音と豚舎内の温度・湿度を24時間365日検知します。これらのデータをクラウド上のサーバーに蓄積し、飼養豚の体調や豚舎の環境に変化があった際には、スマートフォンアプリやWebサイトを通じて適時通知するという仕組みです。

リアルタイムなモニタリングで異変にいち早く気づき、遠隔地にいる人も含めて複数人に同時に情報を共有できるため、管理獣医師との連携や環境改善など早期の対応が可能になるといいます。

同実験は、2021年11月1日~2022年10月末を予定。検証を通じて集積したデータを活用し、臼井農産は最高品質の豚肉の提供を目指していくとのことです。また、ベーリンガーインゲルハイムとNTT東日本は、養豚業へのIoT、ICTサービス導入のサポートを実施するとともに、各種連携などにより養豚業の発展に向けた新たな仕組みづくりを検討していくとしています。

養豚のDXが加速中!

養豚経営において、生産性や品質を維持・向上するために重要な飼養豚の健康状態は、農場巡回と検査、生産成績のスクリーニングなどで確認・管理されていますが、この方法には労働力などの課題があるようです。そこで、デジタル技術を活用し、農場での豚の健康状態や飼育環境を客観的かつリアルタイムに把握する方法に注目が集まっています。

これまでも、NTT東日本と臼井農産は養豚農家のDXを推進すべく実証実験を行ってきました。例えば、温湿度に加えCO2濃度センサーを用いた適切なCO2濃度の維持・管理方法を検証する実験や、AIカメラを活用して養豚の体重・体格・肉質を計測する実験(株式会社コーンテックも参画)などがその一例です。

一方ベーリンガーインゲルハイムには、「SoundTalks™」をグローバルにて広く展開し、飼養豚の健康維持管理において養豚農場を支援してきた経験と知見があります。今回、日本の養豚場において、その実地検証をすべく3社連携の実証実験を開始したとのことです。

PR TIMES

(文・Higuchi)

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