VUILD株式会社は、株式会社BIOTOPEと共に、2021年5月にデジタル家づくりプラットフォーム「Nesting」のβ版を公開し、先行ユーザーの公募をスタートしました。現在、来春のサービスインに向けて実証実験を行っていて、このたび1棟目となる住宅が竣工したことを発表。同時に、開発を進めていた「家づくりアプリ」のβ版を公開しています。
間取りも性能も自由に! 組み立てはプラモデル感覚!?
ユーザーは、全国の候補地の中から土地を選び、専用アプリを使って自由に設計していきます。間取りを描くと瞬時に家の形が立ち上がり、同時に見積もりを確認可能。間取りの他、気候風土に適した住宅性能もリアルタイムに更新される予算に合わせて決定できます。
住宅のデザインや性能が決まったら、地域の木材を用いて、地域に置いてある3D木材加工機「ShopBot」で家の部品を出力。キット化して届けられた部品を専門家の指導のもとプラモデル感覚で組み立てることができるといいます。
なお同社代表・秋吉浩気氏は、2013年にShopBot Tools社により国内唯一の「ShopBot Guru -達人-」に認定されました。以降同社は、国内外61箇所(2021年1月時点)に「ShopBot」を導入しています。これにより、あらゆる地域で、そこの地域材を使って家を建てることができるため、長距離輸送や環境負荷、時間、コストの削減が期待できるようです。
プロトタイプ竣工! 家づくりアプリβ版も公開
そんな「Nesting」を活用した1棟目の住宅は、北海道弟子屈町に建築されました。弟子屈町は、年間平均気温5.4℃、ときには-20℃にも冷え込む寒冷地です。
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VUILD株式会社 公式note
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/165888
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口