今年も人気のフリース。
ただ、モコモコ感のあるフリースって、バックパックを合わせるとボリュームが出過ぎて野暮ったく見えてしまいがち。意外と難しいアウターなんですよね。
シンプルに合わせるならトートが本命なのですが、手ぶらで過ごせるようなミニマルなスタイルが気分という場合もありますよね。そんな人におすすめしたいのが“ボディバッグ”です。
そこで、今季最も話題のフリースであるユニクロ×ホワイトマウンテニアリングの「フリースオーバーサイズプルオーバー」と「フリースオーバーサイズジャケット」2モデルに合うボディバッグを考えてみます。
「フリースオーバーサイズプルオーバー」には、錯覚で小柄に見せるビッグボディバッグを。
「フリースオーバーサイズジャケット」には、ジャケットのファスナーを開けた状態でチラ見せしやすいサコッシュをセレクトしました。
■ユニバーサルオーバーオールのビッグなボディバッグ×ユニクロのプルオーバー
普通のフリースとして考えても最強コスパな今回のユニクロのフリース。毛足が長めのソフトなボアフリースを採用し、生地に陰影がつきやすくレトロな印象ながらも柔らかくて暖かい快適な着心地がポイント。個人的にはこのモコモコ感が好きなのですが、着太りして見えなくもないので苦手な人もいるでしょう。
そこでユニバーサルオーバーオール「ビッグヒップBAG」をセレクト。
UNIVERSAL OVERALL
「ビッグヒップBAG」(5390円)
サイズ:W52×H21×D12(広い部分)
1924年に創業したユニバーサルオーバーオールは、アメリカでも数少ないリアルワークウエアとして多くのワーカーたちに支持されている、シカゴ発のワークウエアブランドです。ハードな素材やしっかりした作りながらも優れたコスパで日本の若い人たちにも人気。
「ビッグヒップBAG」のような大きめのボディバッグやメッセンジャーを合わせる理由は、錯覚で体を小さく見せられるから。
大きめのボディバッグを斜めに背負うことで、着太りして見えがちなフリースも斜めのラインが入りスッキリ見せられます。また、同色で揃えることでさりげないメリハリがつきます。
また、体に沿うように弧を描く形状から生まれるフィット感と、下に行くほどマチが薄くなっていくデザインは、バックパックのようにボリュームが出過ぎずスッキリとした印象を与えます。
また、ポケットが前面にしかない「フリースオーバーサイズプルオーバー」では収納力が少し物足りないという人にも、大きめのボディバッグはちょうどいい。
メインポケットは自由度の高いシンプルな構造で、500mlのペットボトルが余裕で入るサイズ。除菌シートや替えのマスクなど小物を多く持ちたい人にもぴったりです。
メインポケットの中には視認性の高いメッシュポケットが大小2サイズ。シンプルながらも鍵や財布などすぐに取り出したいものを仕分けしやすい設計になっています。
ボディ側に配置された大きなジップポケットは、スマホをすぐに取り出したいけど外側だとちょっと不安、という電車内などのシーンで重宝。セキュリティ面も配慮されているのはうれしいポイントです。
フロント両側にはDカンが付いているので、カラビナ付きキーホルダーなども掛けられます。頻繁にスマホを使いたい時に、いちいちバッグから取り出さなくても済むのでこの使い方は普通におすすめ。
ショルダーベルトは両サイドでサイズ調整が可能。左右どちら側でも斜め掛けができます。背面も目の詰まった生地になっているので、フリースの毛が抜けることもありませんでした。また、ブラックでスタイリングを引き締めるのもありですが、フリースと同色で合わせることで抜けた毛が目立ちにくいというメリットもあります。
■中にも外にも背中でもおしゃれなノーティーキャンプのサコッシュ
毛足の短いフリースとボアフリースを切り替えることで、重ね着しているようなデザインの「フリースオーバーサイズジャケット」には、アウターの中にも入れられる薄マチショルダーのサコッシュ型のnaughty camp(ノーティーキャンプ)「TEBURA BAG NC ver」をセレクト。
薄マチを選べば、アウターのシルエットを崩さずに持てる上、チラ見せすることでコーディネートにさりげないアクセントを加えられます。
naughty camp(ノーティーキャンプ)
「TEBURA BAG NC ver」(6050円)
サイズ:W30×H22
「アウトドアに必要な機能性」とオシャレをテーマにした「遊び心あるデザイン」という共通するコンセプトを持つ、台湾のFilter017と日本のgrn outdoor。この2ブランドによる、アウトドアスタイルを主軸とした国境を越えた国際ブランドであるnaughty camp。
この「TEBURA BAG NC ver.」は、ベースとなったアウトドアテイストの強いgrn outdoor「TEBURA BAG WANCAN」に比べて、街使いもしやすいスッキリしたデザインに。機能性や雰囲気はそのままに、普段着に合わせやすくアップデートされています。
外付けポケットが印象的なショルダーバッグなので、単調になりがちな背中にもアクセントをつけられます。また、「服を着るフィールドは全てアウトドア」というホワイトマウンテニアリングのコンセプトとnaughty campのアウトドアをコンセプトとしたデザインは親和性が高く、取り入れやすいと思います。
もちろん内側に持つだけでなく、フリースの上から持ってもまったく問題なし。寒くなって前を閉めたい時に、外側で持っても違和感がないのもサコッシュの魅力です。カラーを統一することでフリースのデザインの一部のように溶け込み、コーディネートに悩まないというメリットもあります。
ショルダーベルトはデイジーチェーン仕様。「ビッグヒップBAG」もそうでしたが、前面にスマホを引っ掛けておけるのはすごく便利です。
70年代に流行したアウトドアの代表的な素材“60/40(ロクヨンクロス)”を再現したオリジナルファブリックを使用。元々、水に強い“ロクヨンクロス”にテフロン加工を施すことで撥水性をさらにUP。雨の日も安心して使えます。
3つある外付けポケットのうち一番大きいポケットはサングラスがすっぽり入るサイズ。また、内部にはメッシュポケットも付いているため、中で荷物の仕分けもできます。
残りのふたつの小ポケットも同様に仕分け可能なメッシュポケットが付いています。
メインポケットはシンプルな作り。鍵などをしまっておけるジップポケットと、カードケースなど薄い小物を収納できる小ポケットが装備されています。
ボディ側にもスマホを入れられる縦長のポケットや、バッグの幅と同サイズの大ポケット付き。大ポケットは面ファスナーで留めるだけなので、出し入れの多いアイテムの収納に向いています。また、背面の素材も“ロクヨンクロス”が採用されているので、こちらもフリースの毛が引っかかって抜けることがありませんでした。
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毎回話題になるユニクロのコラボ。今回のホワイトマウンテニアリングは、今では当たり前になった“アーバンアウトドアスタイル”という言葉の先駆け的な存在で、今のアウトドアブームにもぴったりのブランドです。
中でもコラボフリースは、メンズ、ウィメンズ、キッズで同型を展開し家族全員でリンクコーデができるなど、今までのコラボにはない試みも注目を集めています。パリコレブランドのデザイナーが手掛けるデザインの商品をユニクロ価格で購入できるなんて、コスパ最強! この高クオリティは絶対買うべき1着です。内側も起毛フリースになっているので、保温性はびっくりするほどですよ。
<取材・文/宇田川雄一>
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/411063/
- Source:&GP
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