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建設現場での床面への位置出し作業を省力化する自動墨出しロボットシステム「SumiROBO」が商用化

自動墨出しロボットシステム「SumiROBO」(画像左奥の測量機はトプコンの製品)

自動墨出しロボットシステム「SumiROBO」(画像左奥の測量機はトプコンの製品)

日立チャネルソリューションズは11月8日、建設現場での設備工事などにおける床面への位置出し作業を省力化する自動墨出し(すみだし)ロボットシステム「SumiROBO」(スミロボ)の本格提供を開始すると発表した。研究開発や自社利用以外で墨出し作業を自動化するロボットの商用化は国内初という。今後は、設計データと現場の状況から経路生成し自律走行と位置情報の高精度化を実現するなど、データを活用したソリューションの強化にも取り組む。

墨出しとは、建築・建設工事現場において設計図などに基づき工事に必要な基準線などを明示する(書き出す)作業のこと。同社は、長年培ったセンシング技術やメカトロ技術を建設現場における自動化に応用しSumiROBOを開発。同製品は、測量機と連携して高い精度の墨出しを実現するとともに、特別な知識が不要な簡単操作と、各種センサーによる安全性を兼ね備えた建設業向け位置出し作業ロボットシステムとしている。

同社によると、2021年春にプロトタイプを開発して以降、オフィスビル、商業施設、学校、研究所、工場、倉庫、店舗など多様な条件下の建設現場、数十カ所で試行を重ねたという。これにより様々なノウハウを獲得し、簡単に利用できる運用手順や基本的なサポート内容を構築でき、商用化に至ったとしている。

墨出しロボットシステムの特徴

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