オープンエイトは11月15日、クラウド型ビジネス動画編集「Video BRAIN」(ビデオブレイン)に、作成した動画を自社サイトなどへ表示させることができる配信機能と視聴回数や平均視聴時間などが分析できる機能をリリースした。
Video BRAINは、AIのサポートにより誰でも簡単にストーリー性のある動画を制作できるクラウドサービス。今回追加された機能により、Video BRAIN上で発行されたHTML埋め込みタグを自社サイトなどに貼り付けるだけで動画プレイヤーが設置できるようになり、閲覧者側は再生ボタンをタップするだけで視聴可能となる。動画投稿サイトの埋め込み動画とは違い、広告が表示されたり、関係のない動画がリコメンド表示されたりといったことはない。動画ファイルはVideo BRAIN側のセキュアな環境で保存されるため、動画コンテンツを保存しておくストレージや配信用のサーバーを用意する必要もない。また、SNS投稿・分析サービス「Insight BRAIN」が動画視聴分析にも対応。HTML埋め込みタグを利用し公開した動画や公開用URLにより発行した動画に関して、視聴回数や平均視聴時間など視聴に関するKPIがリアルタイムに可視化および分析可能になった。分析情報は、CSV形式ファイルとして書き出し可能。
これら機能による配信と分析の利用イメージとしては、自社サイトでの動画版プレスリリース公開、またメディア側にHTML埋め込みタグを送付し記事内に貼り付けてもらうなどを挙げている。採用向けHRコンテンツ、オンラインイベント向け資料動画、マニュアル動画などの配布と視聴ログ計測などにも活用できるという。
2015年4月設立のオープンエイトは、「AI × SaaSであらゆる企業の情報流通戦略の成長ドライバーとなる」ことをコンセプトとするコンテンツテクノロジーカンパニー。動画広告事業および動画メディア事業で培った動画コンテンツ制作・配信ノウハウとAI技術を組み合わせ、Video BRAINやInsight BRAINを開発した。また、自然言語処理とコンピュータービジョンを中心とする独自のAI技術を有し、「OPEN8 CORE TECHNOLOGY」としてアルゴリズム・ソフトウェアモジュール群をAPIの体裁で提供している。
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/11/15/open8/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Hisashi Shibata