スマートフォン向けシステム・オン・チップ(SoC)市場で大きなシェアを持つQualcommが、AppleのMシリーズのライバルとなる製品のリリースを予告しました。
このチップは今後9カ月で準備され、2023年中に搭載製品が市場に登場するとのことです。
M1チップ対抗製品を準備するQualcomm
これはQualcommのチーフテクノロジストであるジェームス・トンプソン氏が、Qualcommの投資家向けイベントで明らかにしたものです。
PCMagのリードアナリストであるサシャ・セガン氏(@saschasegan)がTwitter上に投稿した内容によると、QualcommはAppleのMシリーズのライバルとなるPC向けのチップを今後9カ月ほどでリリースするとしています。
Qualcomm just promised an Apple M series competitor PC chipset in "nine months" or so. Acknowledge they have weakness in CPU and are using Nuvia acquisition to fix that. #qualcomm pic.twitter.com/CdBsHhKQKr
— Sascha Segan (@saschasegan) November 16, 2021
Qualcommはこれまで消費電力を重視したスマートフォン向けのチップに注力しており、一部Arm版Windows向けの製品をリリースしているものの、その性能はAppleのMシリーズに比べると大きく劣るものでした。
しかしながら、Qualcommは元Appleの半導体部門トップが設立したベンチャーであるNUVIAを買収しており、その技術を活用して高性能なチップを開発するものとみられます。
「M2」シリーズとの戦いに?
一方、QualcommがMシリーズ対抗のチップをリリースする頃には、Appleはさらに性能を向上したM2シリーズを搭載したMacをリリースするとみられ、Qualcommの新型チップの相手はM1シリーズではなくM2シリーズになると考えられます。
Qualcommの新製品が果たしてM2シリーズのライバルとなるような性能を持ったチップとなるのか、今後の詳細情報に注目が集まることでしょう。
Source: Sascha Segan/Twitter via iMore
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-420133/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania