2021年・宇宙旅行元年、民間人の宇宙旅行が現実のものとなりましたが、誰もが気軽に宇宙に行けるようになるのはもう少し先のことでしょう。
そんな中、アトモフ株式会社は、Space BD株式会社の協力のもと、窓型スマートディスプレイ「Atmoph Window 2」に国際宇宙ステーション(ISS)からの独自映像をリリース。これからは、より多くの人が何気なく宇宙を眺め、実際に宇宙にいったかのような気持ちになれるかもしれません。
広大なオーストラリアを見下ろす
今回の映像のリリースにあたり、アトモフ代表の姜氏は「SF映画の世界ではなく、もう人類の宇宙居住は始まっているということを感じてもらいたい」と、Atmoph Window 2を通じて宇宙が身近になっていく可能性に期待を寄せています。
ちなみに、今回リリースされたISSからの映像も含め、「Atmoph Window 2」で見られる風景動画の一覧は、アトモフが展開するWebサービス「Atmoph Window Views」で見ることが可能です。
独自映像の撮影を実現したSpace BD
このたびの映像制作に協力したSpace BD株式会社は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と複数のパートナーシップを組む唯一の民間事業者。ISS「きぼう」日本実験棟からの衛星放出事業や船外プラットフォーム利用事業などを核に事業開発を進めていて、2022年度に打ち上げを予定している新型宇宙ステーション補給機「HTV-X」1号機で行う超小型衛星放出技術実証ミッション事業を受託しています。そんなSpace BDの協力により、JAXAの制度を利用したアトモフ独自の映像を撮影することができたようです。
Space BDの平賀氏は「Atmoph Windowを通じて、宇宙を身近に感じて頂ける形で配信されることは大変意義深いことだと思います。(中略) 映像を通じて宇宙視点で地球を見つめ直し、美しい地球環境保全に思いを馳せる機会となることを期待しております」とコメントしました。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/166767
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口