Appleが電気自動車および自動運転車の開発を加速させていると米メディアBloombergが報じています。早ければ2025年にも、Apple開発の車が市場に登場する可能性があります。
無人で走行可能な自動車の開発に注力
Appleの自動車開発チームは過去数年に渡り、ある程度の自動運転機能を持つ自動車、つまり現在多くの自動車会社が取り組んでいるハイブリッド車と、完全無人で走行可能な自動運転車の2種類の自動車を並行して開発してきました。
しかし新しいリーダー、Apple Watchソフトウェア開発トップのケビン・リンチ氏のもと、開発チームは完全自動運転車の方向へと舵を切り、第一号車を市場に出すべく力を注いでいると、Bloombergのマーク・ガーマン記者は関係者から得た情報として伝えています。
この報道を受けて、現地時間11月18日にAppleの株価は2.4%も上昇しました。
今後4年間での完成を目指す
自動運転車の開発には複数の企業が取り組んでいますが、完全に無人で走行する自動車の登場にはまだほど遠いと言われています。電気自動車開発では業界トップのTeslaですら、実現は数年先になると見られています。Googleの親会社、AlphabetのWaymoも技術開発に苦戦しているほか、Uber Technologiesは昨年、自動運転車部門を売却しました。
一方Appleは、今後4年間のうちに自動運転車を完成させる目標を立てているようです。この開発期間は今年始めに報じられた「5年〜7年後」という計画よりはるかに短縮されています。
自動運転車にはAppleシリコンが搭載される
Appleは自動運転車開発において、ステアリングもペダルもなく、人が一切運転する必要のないデザインを目指しているようです。Canooの電気自動車「Lifestyle Vehicle」のような内装(下の画像)も、候補のひとつとして挙げられているとガーマン記者は伝えています。
また車の中心にはiPadのようなタッチスクリーンが設置され、乗車中にそのタッチスクリーンでさまざまな調整が行えるとのことです。
自動運転車には、Appleが車用に設計するAppleシリコンが搭載される見通しです。
Source:Bloomberg
Photo:Aristomenis Tsirbas/Freelancer
(lunatic)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania