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田舎の空をドローンが行く! 八頭未来の田舎プロジェクト、鳥取県初ドローン配送実験

鳥取県八頭町のコミュニティ複合施設「隼Lab.(はやぶさラボ)」を運営する株式会社シーセブンハヤブサは、2021年10月25日、八頭町および株式会社鳥取銀行と連携協定を締結。同時に、企業が持つアイデアや技術で地域の課題を解決し、持続可能な田舎づくりを目指すプロジェクト「八頭未来の田舎プロジェクト」を始動しました。

そして2021年11月25日、同プロジェクトの第1弾となる実証実験として、災害支援・買い物難民などの地域課題を解決すべく、鳥取県初となる、行政と企業が共同で行うドローン配送の実証実験を実施します。

テクノロジー×コミュニティで地域課題解決へ

中山間地域である八頭町は、人口減少・少子高齢化に伴うさまざまな課題を抱えています。そんな課題の解決を目指し、発足したのが「八頭未来の田舎プロジェクト」。地域の拠点である隼Lab.と行政、金融機関のサポート体制を敷き、テクノロジーとコミュニティの力で持続可能な未来の田舎を創ろうというのです。

同プロジェクトのテーマは、暮らし・産業・災害・環境・健康など大きく9つ。今回の実証実験は、そのテーマのうち、暮らし・災害・健康といった課題の解決に資するものとなるでしょう。なお、同プロジェクトは、初の実証実験の実施を前にティザーサイトをリリースしています。

災害支援物資や弁当を配送

同実験には、隼Lab.の入居企業で、ドローン操縦士の養成やドローンを用いた調査・映像制作などを手がける株式会社skyerが参画。同社のドローンを活用し、災害支援・過疎地域への宅配や配食サービスを想定したドローン配送実験を実施します。

当日は、事前にプログラミングされたドローンが隼Lab.と船岡竹林公園を結ぶ約2.7kmを飛行し、災害支援物資および弁当を配送。将来的に町内全域にドローンの飛行ルートを確立することを想定し、八頭町内の広い範囲に流れる河川・見槻川の上空を飛行ルートとして活用するようです。

同実験を通じ、災害などの緊急時の物資搬送や捜索活動、中山間地域への配食サービスなどの技術的事項や体制構築の検討を進めるとともに、住民理解の促進を図ります。

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八頭未来の田舎プロジェクト

(文・Higuchi)

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