Appleは、ユーザーが自らiPhoneやMacを修理するための正規部品と修理ツールの提供を行う「セルフサービス・リペア・プログラム」を来年始めから開始すると発表しました。AndroidのOEMメーカー各社も、Appleに続く可能性が高い、とAndroid専門メディアAndroid Authorityがコメントしています。
かなり大胆な方向転換
Appleのセルフサービス・リペア・プログラムにより、一般のユーザーがiPhoneなどを修理するためにAppleの純正部品や修理用ツールを購入できるようになります。
iPhone13のディスプレイ交換でFace IDが無効にされてしまう問題が最近まで物議を醸していたのを忘れてしまうほど、大胆な方向転換と言えるでしょう。
プログラムは2022年初頭からアメリカで提供が開始され、順次他の国や地域でも拡大されていく予定です。
Androidメーカーの基準となったか
Appleがセルフサービス・リペア・プログラムの提供により先行者利益を得ているということは、AndroidのOEMメーカーもそれに合わせる必要があることを意味する、とAndroid Authorityは述べています。
Android陣営では、すでにFairphoneのように画期的な修理・サポート体制を敷く企業もありますが、SamsungやGoogleが「修理する権利」への要求に対して真剣に応えない限り、運動は盛り上がらない、というのがAndroid Authorityの見方です。
Appleの修理プログラムは、現在のところバッテリー、カメラ、ディスプレイを中心とした限られた機器や部品にしか対応しておらず、理想的とは言えませんが、Android OEMメーカーにとっての基準にはなったと言えそうです。
Source:Android Authority
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-421276/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania