スマートフォン向けシステム・オン・チップ(SoC)市場で大きなシェアを持つQualcommが、同社のSnapdragonシリーズを独立ブランドにすることを発表しました。
また、噂されていたネーミングルールの変更についても公式に発表されています。
独立したブランドとなるSnapdragonシリーズ
これまでSnapdragonシリーズはQualcommブランドして販売されてきましたが、これからは「Snapdragon」自体が独立したブランドとなり、「Qualcomm」の名を冠することはなくなります。
さらに、これまで5G通信に対応したシリーズには「5G」が名称の最後につけられていましたが、すでにSnapdragonシリーズ全体に5G通信対応が浸透していることから、今後は省略されるとのことです。
チップを視覚的に表現するバッジについても変更され、色としてゴールドがプレミアムクラスの製品に、その他の製品にはミッドナイト、ガンメタル、ニッケル、Snapdragonレッドといったものが使用されます。
ネーミングルールが1桁の番号+世代番号に
スマートフォン向けのSnapdragonシリーズのネーミングルールはこれまで「Snapdragon」+「3桁の型番」でしたが、これについても変更されます。
新しいネーミングルールは、「Snapdragon」+「1桁のシリーズ番号」+「世代番号」になるとのことです。
このネーミングルールは新しいSnapdragon 8シリーズからスタートするとされ、噂されていた「Snapdragon 8 Gen 1」という名前が公式に認められたことになります。
ただこれまでQualcommは、たとえば同じ800番台のハイエンド製品としてSnapdragon 888とSnapdragon 870が存在するように、同じクラスに複数製品をリリースしてきました。
フラッグシップSoCをリリースした後に廉価版をリリースすることもあり、単純に世代番号を増やすわけにもいかないでしょうから、そのような場合にどのような名前をつけるのかについては不明です。
Qualcommはすでに、Chromebook向けにSnapdragon 7c Gen 2という名前の製品を発表しています。
Source: Qualcomm via The Verge
(ハウザー)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania