Googleから2020年4月以来となる、Android OSのバージョン別使用率が発表されました。
それによると、いまだに3年以上前のものの合計が約50%を占めています。
Android 9以前のものが約50%を占める
Googleが発表したこのデータは、Google Play Storeにアクセスした端末に搭載されているAndroid OSのバージョンを7日間にわたって集計したものです。
このデータは以前は毎月報告されていましたが、最近では発表の頻度が低下し、前回は2020年4月、その前は2019年5月でした。
Googleが11月22日に発表した最新のデータによると、2020年のAndroid 11(R)のシェアは24.2%、2019年のAndroid 10(Q)のシェアは26.5%であったとのことです。
これらの合計は50.7%であり、残りの49.3%ものAndroid OS搭載端末は2018年リリースのAndroid 9(Pie)以前のものを使用しているということになります。
また、9年前のAndroid 4.1/4.2/4.3(Jelly Bean)ですら0.6%のシェアがあり、Android OSの更新は遅々として進まず、かつ使用されているバージョンの断片化が進んでいるようです。
AppleのiOSでは、リリース2日後にiOS15のインストール率が約8.5%となり、2021年6月時点で最近4年間に導入されたデバイスの90%がiOS14を使っています。
Android 12がリリースされるも普及は当分先
GoogleはAndroid 12を2021年10月にリリースしましたが、現状このバージョンが使えるのはGoogleのPixelシリーズとSamsungのGalaxy S21シリーズのみです。
来年初頭にはその他のメーカーもAndroid 12へのアップデートを開始する予定ですが、フラッグシップやハイエンドの端末から開始されると考えられ、数の多いミドルレンジクラスの端末にまで行き渡るには時間がかかることでしょう。
また、そもそもAndroid 12へのアップデートがおこなわれない端末も多く存在するとみられます。
Source: PhoneArena, Android Central
(ハウザー)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania