これまで全日本空輸株式会社(以下、ANA)では、空港業務における従業員間の音声コミュニケーションツールとして、主にトランシーバーを利用してきました。しかし、無線の混戦や聞き逃しによる再度の確認、携行する端末の多さなどが課題になっていたといいます。
そこでANAは、国内主要6空港に勤める従業員に、株式会社BONXのグループトークソリューション「BONX WORK」と専用イヤホン「BONX Grip」4,000台を導入。生産性と顧客満足度の向上を目指すとともに、空港業務の中で発生している現場間の音声データを収集・解析し、現場の業務改善や新たな仕組み作りに取り組むとのことです。
距離無制限でストレスフリーにつながる
最大の強みは、遅延最小化アルゴリズムによる高い安定性と、発話を自動で検知し、話しかけたタイミングでのみ相手(グループ)に通信できる仕組みでストレスフリーな会話を実現できることでしょう。
話すときは、ハンズフリーモードかボタンを押して話すプッシュトークモードから選択可能。スマートフォンとイヤホンさえあれば会話ができるので、他のデバイスを持ち歩く必要はありません。また、無制限にチャネルを作れることや混線の心配がないことなどもポイントです。
プロフェッショナルプラン限定機能
また、トークルーム内でのチャット・音声メッセージ・画像共有が可能となるうえ、チャットの内容を音声で読み上げる機能も搭載。画像などを使ってより詳細な情報を伝えたり、画面を見ずに情報交換をしたりできるでしょう。この他、会話内容の録音・文字起こし・保存や、テキスト・音声メッセージ・画像の選択したルームへの一斉送信、特定の人と話せる個別トークといった機能もあります。
今回の「BONX WORK」導入を受けて、ANAオペレーションサポートセンターの大熊さんは、トランシーバーで発生していた課題の多くが解決されたと感じているとコメント。また、音声以外にもテキストや画像などコミュニケーション手段が各段に増え、内容や緊急度に合わせて手段を選ぶことができるようになったことなどもメリットとして挙げています。
PR TIMES
株式会社BONX
ANA 導入事例インタビュー(note)
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/167309
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口