Appleは昨日、通貨リラ暴落の影響でトルコのオンラインストアでの販売を停止しましたが、Apple Store実店舗でも、ほとんどの製品の販売が停止されていることが明らかとなりました。なお、同国の経済危機の影響で、実店舗には長蛇の列ができており、製品の購入を希望する顧客の多くは追い返されていると報じられています。
Apple Store実店舗でも、ほとんどの製品の販売が停止
トルコのイスタンブールにある3つのApple Storeでは、ほとんどの製品の販売を停止しています。macReportsによると、今回の販売停止は、ここ数日でトルコリラが大幅に下落したことによる急激な為替変動によるもので、Apple Storeの従業員はトルコの経済が安定すれば、販売を再開する予定であると顧客に伝えているとのことです。
現在、サービスの予約をしている顧客は入店できるものの、製品の購入を希望する顧客の多くは追い返されているようです。また、トルコリラの暴落により、販売再開後は、製品の値上げが予想されることを従業員が顧客に伝えていると報じられています。
今年に入り、米ドルは対トルコリラで80%近くも上昇しています。Appleはリラ建て価格を調整していなかったため、今週のトルコリラの暴落により、同じ製品でもリラ建て価格が、米国価格を下回る状況になっています。同社はこの状況に対応するため製品の値上げをするか、現地通貨が回復するのを待つか、どちらかの選択を迫られることとなるでしょう。
Source:macReports via iMore
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