ヒト・モノ・カネが動けば、よからぬことも起きるのは世の常でしょうか。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、これまで往来を制限していた珠海・マカオ港の通関ですが、10月に通常どおりの移動を再開したところ、わずか1ヶ月ほどで1万台を超えるスマートフォンが押収されたことが分かりました。
靴底からiPhoneが登場
広東省珠海市の拱北税関に所属している閘口税関では、通常の通関を再開するようになった10月19日からの1ヶ月ほどで、計10,400台ものスマートフォンが押収されたそうです。密輸の方法は様々で、船舶の船員や乗客があの手この手でお小遣い稼ぎに勤しみます。
とりわけ注目を集めたのが、靴の中にiPhoneを入れて密輸を試みた二人組です。彼らは未申告レーンを使ってマカオから広州に入ったものの、同じ新品の靴を履いており、靴底が厚くかさばっていただけでなく、歩き方もおかしいことに目をつけた税関職員は、すぐに彼らを取り押さえました。
調査の結果、器用にくり抜かれた靴のかかと部分から現れたのは、透明なテープで巻かれた3台のiPhoneでした。バックパックにも未申告の端末が入っており、2人で計12台のiPhoneを隠していたことが分かりました。
一時に比べれば、さすがに落ち着いてきた感のある中国国内のiPhoneブームですが、それでも中国本土と香港マカオの価格差を利用して、一儲けを企む人間はあとを絶ちません。
事実、他にもマカオから国境に入ろうとした女性が、腰や腹部、脇の下や胸の下着から38台のiPhoneを身に着けていた事件、トラックの収納部に計500万円相当のiPhone12 Pro Maxを隠していた事件などが発生しています。
Source:澳門日報,捜狐
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-422667/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania