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Apple、一部開発者にSwift Playgrounds 4のベータ版の提供開始

Swift Playgrounds 4
 
Appleは世界開発者会議(WWDC21)において、プログラミング言語Swiftが学べるアプリ「Swift Playgrounds」を大幅に改良した新バージョンを発表しました。現在、一部の開発者においては、新バージョン「Swift Playgrounds 4」のベータ版を利用できるようになっているとのことです。

一部の開発者はベータ版の使用が可能に

Appleはここ数週間、アプリのベータ版をテストできるアプリTestFlightを通じてSwift Playgrounds 4ベータプログラムへの参加を開発者に呼びかけています。開発者は、このベータ版アプリを使用するために秘密保持契約(NDA)に同意する必要があり、Swift Playgrounds 4に関する詳細を公にすることはできないということです。
 
Swift Playgrounds 4では、開発者はアプリで作成したプロジェクトをiPadから直接App Storeに提出できるようになります。米メディア9to5Macが公開している同アプリ内部のスクリーンショットでは、Mac上でXcodeを使ってアプリをビルドすることなく、App Store Connectにプロジェクトを提出できる様子が確認できます。

リアルタイムで変更点の確認が可能に

新バージョンでは、開発者がコードをタイプしている間にリアルタイムで変更点をプレビューして確認することができるようになります。また、ライブ編集機能では、開発者がiCloud Driveを介して他のユーザーとプロジェクトを共有することが可能で、複数のユーザーが同じプロジェクトを同時に作業することができます。
 
さらに、アプリの全画面でのテスト、プロジェクト内の全てのファイルの検索、迅速なインラインコードの提案の使用、SwiftUIのコントロールを調べることが可能になり、Swift PlaygroundsとXcode(またはその逆)の間での切り替えも簡単にできるようになります。
 
なお、App Store Connectに提出するアプリを準備する際、開発者は色とシンボルを選択することで素早くアイコンを作成することができ、手間をかけずにアプリをストアにアップロードできます。
 
現在、Swift Playgrounds 4の一部の機能には、開発者向けにベータ版として提供されているiPadOS15.2が必要になるとのことです。このため、Swift Playgrounds 4は、iOS15.2及びiPadOS15.2と同時に、今年の後半もしくは来年初めにリリースされる可能性があります。
 
 
Source:9to5Mac via MacRumors
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